吉村大阪府知事の生出演の”おみやげ”

吉村大阪府知事の生出演の”おみやげ”

2021年04月20日（火）

 

　吉村大阪府知事の「やっている感」の演出って、小池東京都知事と甲乙を付けがたいでありますが、生出演の”おみやげ”をやっていました。

 

　18日の赤旗です。

 

　吉村氏はTVの生出演が多いですが、その日の感染者数を”おみやげ”として持って行っていたのであります。→これ、ふざけていると思いますです。

　特定のTV局に優先して提供するといった情報ではありません。吉村氏の狙いは何か？「やっている感」演出のためには、メディアを「使う」必要があるんですね。TV局としては”おみやげ”持参ならいくらでも番組に出演させますですよ。

　この記事を書いた桜宮淳一さんは、本質的な批判をしています。「急増する感染者の数は、いま大阪府民の最大感心だ。数字がまとまり次第すみやかに公表すべき事柄である。それを特定のテレビ番組の中で、演出に沿うかのように（もったいぶって）発表するのは、だれを向いて公務にあたっているのか大いに疑問がある。」

 

　これは、昨日19日のTV番組です。

　大阪府の「自宅療養者は8149人」！　

　私は以前から、「自宅療養」の状況がどうなっているか関心があったんですが、メディアの報道が無かったんですね。8149人という数字は驚愕ですよ。本来なら入院にして保護すべき人なんですね。それが、治療も受けることができず、放置！されている。今後、重症化して、重症化しても入院できず、死に至る人が続出すると思われます。致死率は約2％ですので、8千人だと160人という数字になります。比較的軽症の人が多いとはいえ、何せ治療を受けることができず、繰り返しになりますが、放置されているのでありますから。

 

　

　ホテル療養も直ぐには出来ない状況です。

　病院のベッドはなかなか増やすことは難しいというのは理解できます。しかし、ホテルを確保することは、用意周到にやっておけば出来たハズであります。吉村氏がサボっていたと考えざるを得ません。

 

　毎晩39℃近い高熱で、治療も受けることができません。死と隣り合わせですよ！　家族に感染する可能性も高いです。例えば家族4人いて全員このような高熱になったらどうすんの！

　吉村氏は、「経済で死ぬ人もいる　経済を回さなければならない」が口癖でありました。そして、緊急事態宣言の前倒し解除を要請し、ホテルのベットも確保せずに、現在の惨状であります。

 

　吉村氏に問われるのは、この事態を招いた総括をすることであります。ただ、今は、大阪の感染拡大を阻止するため全国的に支援が必要であります。

　私は、診療所の医療従事者取り分け医師の決起を期待したいです。

 

　コロナ病院の医療スタッフの増強が必要です。その為には、病院勤務で訓練された医療スタッフがコロナ病院へ支援に行くことが効果的です。その穴埋めに診療所の医療従事者が支援に入るということです。

　私のかかりつけ診療所は、医師が二人います。そのうち一人は最近まで大病院の医師でした。こういう方は以前の病院に支援に入ることは十分可能です。そこで、病院の医師がコロナ病院へ支援に入るということです。つまり2段構え支援スキームです。

　繰り返しになりますが、現在の医療崩壊をこれ以上起さないためには、診療所の医療従事者の活用が不可欠と思うのであります。