団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタとマイクロソフトの凋落連合

2011-04-16 07:39:10 | 社会
            トヨタとマイクロソフトの凋落連合

                                  2011年4月16日(土)

 トヨタとマイクロソフトが、スマートグリッドやテレマティックスで提携するそうです。
 私は、これを聞いた瞬間、「凋落連合」と感じました。

 トヨタは自動車業界で、マイクロソフトはIT産業で、それぞれ巨人ではありますが、両社共、一時の勢いはありません。むしろ、相対的には競争相手に対して弱体化しているように見えます。

 トヨタは2008年から3年連続で自動車生産世界一を達成しましたが、今年は震災の影響もあり、二位に転落するでしょう。3年後くらいにはVWに抜かれ、5から10年後には現代にすら追い越される可能性があります。

 マイクロソフトも、相対的地位の下落は同じことで、アップル、グーグル、フェイスブックなどの後塵を拝すことが多くなりました。

 一時の栄華を知る者にとっては、目を覆いたくなるような惨状です

 理由は何でしょうか?
 私は「奢り」「独占」というキーワードが浮かびます。


 スマートグリッドは、言わば次世代の公共インフラです。いくら巨人同士といえども一私企業が「この指とまれ」式に呼びかけるのは、非常な違和感を感じます。私には、システム開発を独占し「先行者利益」を確保したいという思惑が働いているように見えます。
 
 これは、今や破たんしつつある、マイクロソフトのコンピュータソフト「ウィンドウズ」のビジネスモデルと同じではないでしょうか・・。


 トヨタは、エンジンのダウンサイジングでVWなどに大きく後れをとりました。ハイブリッド技術があるという奢りがそうさせたのだと思います。
 そのハイブリッドも、現代などの追い上げで、うかうかしておれない状況になりつつありますが・・。

 「TOYOTA」ではなく、「TOYOTTA」感じです。



 いずれにしても、公共インフラのシステムを独占しようなどというこの「凋落連合」の発想では、上手くいかないと思います。


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