団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

丸源水産の社長さんへ

2011-04-17 08:09:56 | 社会
                  丸源水産の社長さんへ

                                         2011年4月17日(日)

 次は、私が丸源水産の社長さんへ出した手紙です。

 丸源水産は福島県で縄文干しを作っていて、一年に一回広島の福屋で開かれる「福島県物産展」に出店しています。

 丸源水産の社長さんとは、その物産展で言葉を交わしたその程度の関係です。

 その丸源水産は、地震・津波の被害を受け、営業ができない状況になっています。



 東日本大震災により、全国民が義捐金を拠出しています。
 このような「不特定多数から不特定多数」の方への支援が必要なことは言うまでもないのですが、私は、humann to humannで、被災者の方の顔が見え、人と人との絆が生まれるような支援をさせていただきたかったのです。

 心ばかりの、フリーズドドライ食品を送らせていただいたのですが、それに添付した手紙です。







 東日本大震災により、甚大な被害を受けられたことに対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

 私は2008年広島の福屋デパートで開催された「福島物産展」で、初めて社長さんにお会いしました。
 もともと魚が好きなものですから、いっぱいおまけを付けてもらって、ついつい沢山縄文干を買いました。
 
 女性スタッフが、「社長は何時もこう(気前が良い)なんだから。」と困ったような、でも嬉しそうな表情で呟いていたのを、今でも思い浮かべます。
 私は、この女性スタッフのこの一言で、社長さんのお人柄を100%察知いたしました。
 そして、「福島へ行ったら、必ず社長さんの所へ寄りますからね。」と言い、その場を後にしたのです。

 社長さんとは、いわばその程度の関係だけなのです。でも、私には、社長さんを除いて福島には知合いは一人もいません。

 今、私が被災者の方にできることはこの程度のことでしかありません。
 全国から被災者の方々に義捐金を送るのは必要なことです。しかし、私は、humann to humannで、被災者の方の顔が見え、人と人の絆が生まれるような支援をさせていただきたかったのです。

 地震、津波、原発、風評被害と幾重もの苦難を受けておられる福島の皆さんに対して、私は社長さんを通して、最大限の連帯の気持ちを伝えたいと思います。(一人は皆のために 皆は一人のために)

 最後に、縄文干が復活することを、心から願っています。


 丸源水産の社長さんへ


                       2011年4月5日

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