パナマ文書
2016年4月15日(金)
パナマ文書とは何でしょうか?
パナマ文書で見えてきたことは、何でしょうか?(自問自答)
私は、世界市民が連帯して戦わなければならない、ということだと考えています。誰と戦うか?それは、グローバル資本に対してであります。私は、現在の世の中は、「世界市民VSグローバル資本」の対決軸を鮮明にする必要があると思います。租税回避って、グローバル資本のやりたい放題の、そのひとつであります。
「世界市民」をネットで検索すると、いろいろと出て来て、市民権を持っているようですが、私が言う「世界市民」とは、「人間は生まれることに関して選択することができない」ということを基本認識にする人達のことです。この基本認識に立つと、裕福な境遇に生まれた人間は経済的困窮者に対して共感の気持ちを持つと思うのです。租税回避という誰が考えても不正義なことが行われるのは、国が経済的に貧乏であるが故です。まず、そのことに共感できるかどうかです。
話はチト飛躍しますが、ISなるテロ集団がいます。我々は、彼らに共感する部分があるでしょうか?私は「あります。」誤解をしてもらうと困るのですが、テロを行うことに共感しているのではありません。彼らが、アラブという日本に較べると遥かに経済的に貧しい国に生まれ育ったということに関して、及びそれらの環境からそうでない環境で育った人間とは違う思考方法及び思考になるということに関してです。
私の独断ですが、「共感」は「連帯」の始まりです。
今回のパナマ文書では、グローバル資本が出て来ていないようですが、彼らは、もっと巧妙に逃れているからと思います。