内橋克人さんが亡くなりました

内橋克人さんが亡くなりました

2021年09月07日（火）

 

　内橋克人さんが01日、急性心筋梗塞のため亡くなりました。89歳でした。

 

　04日の朝日新聞です。

 

　残念であります。私は無名ですが本を読まないことでは「有名」でありますが、内橋さんの本は例外的に6冊程度読みました。現在の資本主義社会に対する警鐘を鳴らしておられました。

 

　私は内橋さんの本を参考にして、日本の権力構造について、（恥ずかしながら）私なりに定義したんです。

 

「資本家分けても死の商人と言われている連中、資本と結びついて吸血鬼のように利権を吸い上げる一部政治家、政治家に入れ知恵をし姿を見せようとしない一部高級官僚、思想的には皇国史観を持っている極右翼潮流等々が、時には合体し、時には一部利益の相反によりいがみ合いながらも、対国民からの収奪では一致する、そういう集団」

 

権力構造 - 　団塊世代の人生時計 (goo.ne.jp)

 

　自伝的小説「荒野渺茫」も読みました。第Ⅲ巻が未完のまま亡くなられたのです。

 

荒野渺茫 - 　団塊世代の人生時計 (goo.ne.jp)

 

 

　日本社会を展望する羅針盤のような方でしたね、と思います。

 

　自民党総裁選挙で早くも電波ジャック状態です。どこの局も同じようこと、つまり自民党内の権力抗争を飽きもせず四六時中垂れ流しているのであります。候補者として6人程度上がっていますが、権力抗争に明け暮れるような連中に今後の日本社会を展望することができるのか、と思いますです。

 

 

 

ヤフオクでプリンタが売れました

ヤフオクでプリンタが売れました

2021年09月06日（月）

 

　ヤフオクでプリンタが売れたんですよ。（嬉）

　約半年前に買ったものなんですが、店頭でよく確認しなかったため、使おうと思ったら背面印刷機能が無かった！のであります。相当落ち込みましたが、自業自得であります。

 

 

　新品同様です。返品可（ただし返品送料は落札者負担）で出品しました。

 

　インクは、黒以外は8割程度残っています。

 

　黒は、予備1本付きです。

 

　付属品は全て揃っています。当時のカタログもあります。

 

　ケーズデンキの延長保証3年付きです。

 

　箱も新品同様です。（笑）

 

　以上、購入時約36000円が約15000円で売れたのであります。

　私は、出品者落札者共にウィンウィンだと思いますです。

　私の場合は、背面印刷機能が無ければ不便で、買い換えをしたいと思っていたのであります。

　買った方からすれば、新品同様のものが44％程度で手に入る訳であります。

 

　ヤフオク歴5年程度になりますが、ここでふと裏技を思い付いたのであります。ヤフオクのシステムだと宅配便が地域にもよりますが、正規の4割程度安くなるのであります。

　wifeが時々関東圏の息子の家に宅配便を送ります。ゆうパックでサイズ120だと1800円かかりますが、ヤフオクを使うと1100円！で済みます。

　予め打ち合わせしておいて、出品と同時に落札するようにしておけば、他者が落札する可能性は限りなくありません。例えば、古着1000円なんて出品して誰も落札する人なんかいないのであります。

 

 

　ところで、期せずして、総理大臣の首のすげ替えが行われるのと同時期に、私のプリンタも替わるのであります。

　菅総理大臣の首のすげ替えは、主権者である国民にとってwinであり、菅氏にとってはloseであります。菅氏の首が飛ぶのは自業自得であります。（ハハハッ）

 

 

 

 

国民の怒りにおびえ大混乱

国民の怒りにおびえ大混乱

2021年09月04日（土）

 

　菅総理大臣が辞職いたしました。八方塞がりで政権が行き詰まったことが原因です。しかし、菅氏は辞職の弁で、「新型コロナウイルス対策と選挙活動は莫大なエネルギーが必要だ　両立はできない　だからコロナ対策に専念する」という趣旨の発言をしました。

　昨夜の報道ステーションのコメンテーターは、安倍前首相と麻生副総理にハシゴを外され「気力がなくなった」と言う趣旨の発言をしました。（裏切られたのが原因なのに）誰にも通じない子ども欺しのようなことしか言うことができず、去って行くのであります。元々肩を落として歩く姿が印象的なお方でありましたが、私ゃ、哀れで見ておられませんです。

 

　02日の赤旗です。

　01日に書いた記事と思われますが、私は、本質を鋭く指摘していると感心いたしました。

　「国民の怒りの前に、首相と政権党がおびえ、権力中枢が大混乱に陥っているのが状況の本質です。混乱はまだ続くでしょう。」

　この指摘通り、混乱が続き菅氏の辞職となった訳であります。

 

　一方、東京株式市場は敏感に反応しました。前日比＋584.60円。つまり菅首相は売りだった訳であります。株式市場にに見放されちゃお終いでしょ！（笑）

 

　さて、後継ですが、K氏が有力と私は見ています。これから、自民党総裁選挙の電波ジャックで露出が高まり、その勢いで総選挙に突入です。国民に人気のあるとされるK氏でありますので、これまでの選挙情勢の分析とは違って自民党完勝といったシナリオもあり得るかも知れません。

 

　私は、実は昨夜辺りから、鬱に近い状況になっていたのであります。先のシナリオを予想してであります。

　しかし、それに対する処方箋がありました。先の記事の続きです。

　「この前代未聞の混迷のもとで政局の核心は、対峙する野党の側が、政治を変える明確な対案・対決軸を示し、協力して政権を担う意思を示すことができるかどうかにかかっています。」

 

　私自身の総選挙に向けた取組みが問われているのであります。

 

 

 

 

 

ピークアウト？

ピークアウト？

2021年09月03日（金）

 

　東京の新規感染確認数の推移を見ると、ピークアウトしたのかな？と感じます。08月13日（金）の5773人をピークにその後減少し、昨日2日は3099人でありました。

　全国で見ると、08月20日（金）の25876人をピークにその後減少し、昨日2日は18228人でありました。

　全国の入院・療養中も、08月30日（月）の231772人をピークにその後減少し、昨日は205727人でありました。第4波のピークは05月16日（土）の73562人でありましたので、第5波は約3倍という凄まじいものであります。

 

　・・で、問題は、これらデータが感染状況の実態を正確に反映しているかどうか？ということでありますが、甚だ疑問であります。

　これまでのデータは全て朝日新聞のものですが、「入院・療養中」には、いわゆる「入院調整中」というものは含まれていないと思われます。これ、実質的には「自宅療養」と同じでありますので、隠れたというべきか隠されたというべきか、実態を表していないことになります。統計データを読む際には要注意です。

 

　・・と、不可思議なことがありました。

　私は、毎日ワクチンの接種状況をmemoしているのでありますが、今日の新聞で昨日より摂取率が下がった！のであります。

 

　02日の朝日新聞です。

　高齢者の2回目の摂取率が87.5％とあります。これが、翌日03日の朝日新聞では、87％となっているのであります。

　接種回数は、3106万0210回から3111万0576回と増えているのにも関わらすであります。よく見ると「おことわり」がありました。

 

　03日の朝日新聞です。

　縦書きの部分ですが、「総務省の最新データに切り替えたため」とあります。ここらの経緯がよく分りませんが、念のためせめて一日くらいは、併記して欲しかったであります。

 

　余談でありますが、朝日の接種率「87％」という表記は間違いです。正しくは「87.0％」であります。「87」だと丁度割り切れる数字ということになりますので。中学校程度の数学が理解できていれば、このような間違いは起しません。

 

　朝日に文句を付けたくなるのでありますが、「総接種数」には、医療従事者が含まれていません。他のメディアで医療従事者を除いたデータって、私ゃ見た記憶がありませんです。いったいどのような意図があるのか、全く理解不能であります。いずれ、医療従事者を含めた接種数に変更すると思いますが、その時の「おことわり」が見物であります。

 

　コロナの感染状況はピークアウトを迎えたようでありますが、一向にピークアウトしないのが、自民党の総裁選挙です。菅総理大臣の熱の入れ方といったらハンパじゃありませんです。もっとも、支離滅裂でいわば錐もみで落下状況でありますけれど。その分更に必死で熱を上げるという局面が続いています。この熱を以前からコロナ対策に向けておればと思う訳でありますが、彼の脳裏には権力にしがみつくことしかありませんので、コロナなんかは頭の片隅にもありませんですわ。

　06日月曜日に人事を行うと言われていまして、自民党4役の候補として小泉某の名前が挙がっています。小泉氏がこれを引き受ければ只単なる権力の番犬化するってことになります。何故って、総裁選前に人事を行うって道理がありません。菅氏は「人事」ではなく自らの権力の延命のために行うのでありますので。

 

　人事も雲行きが怪しくなってきたと言われています。菅政権の方は崩壊のピークに近づいておりますですぞ。

 

 

（13：24　追記）

 

　昼のニュースで菅総理大臣の総裁選不出馬が報じられました。上記で「菅政権の方は崩壊のピークに近づいておりますぞ」と書きましたが、終焉したのであります。私の読み外れでありました。

 

　・・で、今日の日経平均ですが、午前200円台のアップでしたが、現時点で500円台のアップとなっています。株式市場は菅政権交代を歓迎しているのであります。日本株は、アメリカ株等と比較して買われていないと言われていました。今後日本株は買い！であります。誰が総裁になるか分りませんが、これで自民党の総選挙での敗北幅が少なくなるという読みであります。

　株式市場って、恐ろしいほどの洞察力を感じることがあります。

 

感染症の日本史 磯田道史著

感染症の日本史　磯田道史著

2021年09月02日（木）

 

　私ゃ、無名でありますが、本を読まないことで「有名」なのであります。（笑）ところが、お節介な人、といっても従姉でありますが、私に本を貸してくれたんですね。「貸す」と言ったって、読めってことであります。

 

　磯田道史さんの本であります。歴史家として磯田さんはTVで何度もお目にかかっていて、（注　私が一方的にTVを見た場合でも「お目にかかる」って表現をするのであります。）その卓越した記憶力というか史実から紡ぐ能力というか、敬服120％の方であります。

 

　感染症の歴史を膨大な資料を基に読み解く作業は、私は宇宙的規模と思わざるを得ないようなものでありまして、ここにその詳細否部分的にも紹介するのは、私の能力では叶うハズなく、興味・関心がおありの方は購読を勧めるしか能がありません。

 

　

　・・と、読み進んでいくと面白い記事がありました。福沢桃介に関するものです。どのように面白かったかというと、私の過去のブログを読んでいただきたいのであります。

 

恵那峡 - 　団塊世代の人生時計 (goo.ne.jp)

 

 

　それにしても、菅総理大臣のここ数日の動向は、主権者である国民を恐れおののいている感がいたします。菅氏の目的は、引き続き権力の座にしがみつこうということであります。そのためには、自民党総裁選挙に勝たねばなりません。有力な候補がいないと言われていたところに、岸田氏が二階切りのカードを引っ提げて登場いたしました。岸田氏の評判が中々のものであることを知ると、慌てふためいたのであります。総裁選挙の前に人事を行う！？→道理もへったくれもありません。飛行機で言えば錐もみ状態で落下中といった有様でありましょう。急浮上を狙って、総理大臣としての権力の象徴である解散を画策したのでありますが、そりゃいくらなんでも、自民党全体の沈没になってしまいます。巷間言われているところでは、小泉某等が羽交い締めして抑えたとか・・。最高権力者がみっともないったらありゃしない。というか、最高権力者としての権威もなにもあったものじゃありません。

　その後も、党内実力者と会談に会談を重ねているようでありますが、私には何をコソコソ謀議しているかは容易に想像できます。いかに主権者である国民に、その醜い姿を見せないように画策しているかということであります。

 

　私ゃ、菅氏が総裁選挙で失脚すれば、少し光が見えてくるのかなと思いますです。

 

 

 

 

 

寡占の弊害

寡占の弊害

2021年09月01日（水）

 

　寡占の弊害が出ておりますです。

 

　08月31日の朝日新聞です。

 

　トヨタがブッチギリであります。特に国内販売は、トヨタ以外全社がマイナスを記録していますが、独り9.4％も伸びています。

　もう少し細かく見ますと、今年01月から08月のトヨタ（ダイハツ、日野含む）のシェア（登録車）は54.2％となっています。（自販連のホームページ）

 

　「寡占の弊害」の具体ですが、車の販売価格に現われています。

　カローラ（セダン）とカローラツーリング（ワゴン）のガソリン車とハイブリッド車の価格差は434,500円ですが、近く販売されるカローラクロスではその差が350,000円となっていることです。

　これ、極めて不自然なことですが、トヨタの気持ちになると分るのであります。セダンとワゴンのハイブリッド車の競争相手はいないのですが、カローラクロスは、ホンダのヴェゼルが競争相手なのであります。つまり、トヨタはホンダヴェゼルを潰そうと思っているんですね。「潰す」とは物騒ですが、ヴェゼルはこれまで好調な売れ行きを示していますので、これが売れるとカローラクロスは売れないという読みの下、低価格でぶっつけてきた訳であります。かくて、トヨタとホンダの差は益々開くことになるのであります。

　セダンとワゴンのハイブリッド車を買った人は、割り切れない気持ちになると思いますですね。でも、寡占になるとこういうことを平気でするのが資本というものであります。トヨタに限りません。

 

　トヨタの04～06月の四半期決算を見ると、純利益8,978億円（ｱ）で、その間の自動車販売台数は2,545,000台（ｲ）です。（ｱ）を（ｲ）で除すと、約35万円。　つまり、車1台で35万円！稼いでいるってことになりす。（注　トヨタは車の販売だけを行っている訳ではありませんので、単純には言えませんが。）→寡占になると価格支配力を持つことになり、それが最大の弊害となるのであります。

 

　

　08月31日の赤旗です。

　「コロナにより自動車部品の供給に影響が出て減産になっている。『最適地生産』の名で、労賃の安い部品供給を頼ってきたゆがみが生産停止として現れている」と指摘しています。ただ、これにより価格が低く抑えられていることは事実でありますので、一概に「悪」とは言えないと思うのですが・・。

 

 

　自動車の寡占よりもっと深刻なのは、我が日本国における自民党の寡占であります。野党が臨時国会の召集を求めているのにそれを拒否しています。こういう憲法違反を平気の平左でするのであります。

 

　つい、昨日のことでありますが、共産党の諸君に、自民党の総裁選挙で電波ジャックが行われるので、野党は共同で記者会見を行い、臨時国会の要求を国民に訴えるベキだと申しました。それに対して、諸君氏は、直接中央へ言ってくれと言ったのであります。これじゃ、共産党の支持は増えませんですワ。少し、トヨタを見習ったらどうかと思います。→寡占のトヨタを見習えとは支離滅裂となりました。（笑）