水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

8月8日(3)

2008年08月11日 | 日々のあれこれ
 演奏後着替えにいく途中で白岡高校の永田先生とひさしぶりにお会いする。
 ご子息はわが校でTrbを吹いていた。永田くんが3年のときからAにくらがえしたのだ。
 「先生、ごぶさたしてます」
 「おつかれさま。なんかずいぶんそれらしくなってましたよ」
 「ありがとうございます」
 更衣室では春日部共栄高校の都賀先生から「先生、新聞見ましたよ」と言っていただいた。

 積み込みを終え、客席へ。本庄第一高校の演奏がはじまるところだった。
 野球の応援はどうしているのだろう。DメンバーやOBで構成しているのだろうが、金井先生もきっと葛藤しながらやっているだろうなあなどと思う。
 演奏はさすがで、金賞を確信させるものだった。
 そして楽しみにしていたシード演奏。
 大宮、春日部共栄、伊奈学園。
 大宮高校のマーチ冒頭を聴いた瞬間、まったく別次元に連れて行かれた。
 本庄第一さんはたしかに上手で、必ず県大会で銀賞を受賞する。地方で演奏すればそのまま全国代表になってもおかしくないレベルといっていい。
 しかし、埼玉はふつうに上手いとか、高校生として上手いというレベルを超越しないといけないのだ。
 今日聴いたシード3校は、普門館でまちがいなく金賞をとる。でも、全国にすすむためには、与野高校も含めて争わなくてはいけないから、必ず全国に行けるとはかぎらないし、来年はここに埼玉栄高校さんも加わるのだ。
 たしかに我々は小講堂に「全国金賞」と目標を掲げているけれど、それがどういうレベルのものであるかを、実は部員も顧問も知らずにやっている。
 今の我が部の状況では「全国金賞」という目標は、目標でも夢でもなくたんなる「戯れ言」と言われてもしかたない。
 その近づき方さえ予想もできなほど圧倒的なサウンドであった。
コメント
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