お盆明けは、部活に先行して講習がはじまった。
今週は3年の現代文を担当する。
理系クラスでの小説問題に、吉田修一「日曜日たち」の一節が出題されていて、続きが読みたかったので、講談社文庫『日曜日たち』を買って読んでみたら、すごくいい作品だった。
先日読んだ『悪人』はまあまあ、『さよなら渓谷』は今ひとつだったので、吉田修一はもういいかなと思ってたが、初期のものを読んでみたくなる。
模試や入試の問題をきっかけにして本を買うことはけっこうあるけど、「当たり」が多いような気がするな。
それだけ、問題を作るという作業は真剣度が高いということなのだろう。
『日曜日たち』は、次の新入生への「おすすめブックガイド」に入れよう。
高校生には、こういうのを読ませたい。先日娘がもらってきた夏休みの「推薦図書」をみてびっくらこいた。
あきらかにふだん本を読んでない人たちの作ったリストなのだ。
たしかに「名作」と呼ばれる本が多いのだが、基本的に古い。あなた方が若い頃呼んで感動したのかもしれないが、今どこの本屋にも売ってないよ、と言いたい本が多数載せてある。
ネットで検索して買えという指導かとも一瞬思ったが、そこまで考えているとは思えなかった。
高校生に薦めるのだから、せめて文庫や新書で、せめて大きな本屋なら売っているレベルで紹介してあげてほしいものだ。
今週は3年の現代文を担当する。
理系クラスでの小説問題に、吉田修一「日曜日たち」の一節が出題されていて、続きが読みたかったので、講談社文庫『日曜日たち』を買って読んでみたら、すごくいい作品だった。
先日読んだ『悪人』はまあまあ、『さよなら渓谷』は今ひとつだったので、吉田修一はもういいかなと思ってたが、初期のものを読んでみたくなる。
模試や入試の問題をきっかけにして本を買うことはけっこうあるけど、「当たり」が多いような気がするな。
それだけ、問題を作るという作業は真剣度が高いということなのだろう。
『日曜日たち』は、次の新入生への「おすすめブックガイド」に入れよう。
高校生には、こういうのを読ませたい。先日娘がもらってきた夏休みの「推薦図書」をみてびっくらこいた。
あきらかにふだん本を読んでない人たちの作ったリストなのだ。
たしかに「名作」と呼ばれる本が多いのだが、基本的に古い。あなた方が若い頃呼んで感動したのかもしれないが、今どこの本屋にも売ってないよ、と言いたい本が多数載せてある。
ネットで検索して買えという指導かとも一瞬思ったが、そこまで考えているとは思えなかった。
高校生に薦めるのだから、せめて文庫や新書で、せめて大きな本屋なら売っているレベルで紹介してあげてほしいものだ。