水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

教員セミナー

2010年08月21日 | 日々のあれこれ
 部活をこがわ先生にお願いし、駿台の教員セミナーで、現代文のお勉強にでかけた。
 会場はお茶の水ではなく、市ヶ谷の方、つまり医学系進学希望者がつどう校舎だ。
 市ヶ谷の橋をわたり、八幡神社の坂をのぼった先にある。
 そう思ってみるせいかもしれないが、たまにのぞいてみる池袋校とかより、生徒さんの顔が落ち着いている。
 セミナー会場の教室にすすむ階段付近に合格おめでとうの札がかかっているが、理3とか慶応医とか、全国国立医学部の合格札だ。すげえ。
 ほんとうにそういう人たちがいるのだ。
 8月も終わりのこの時期に、この校舎に来ているのだから、本気モードの方々だろう。
 そう思うと、校舎全体にかしこい「気」がただよっているように感じ、実際その後の講座では、50分6コマの授業の最後まで一度も眠くならなかった。
 やるじゃん、おれ。
 しかし、それは講師である稲垣先生の授業内容によるのだろう。
 東大の問題、センターの問題を用いての現代文の読解法、解答法だったのだが、全体を通してそこにあったのは、すぐれた言語論であり、コミュニケーション論だ。
 小手先のテクニックではなく、本質にせまろうとする読みだ。
 そのまま大学の授業になる。
 そして、学生時代の自分だったら、この授業のすごさにはたぶん気づかなかっただろうと思うと、いままだ老化よりも成長してるんじゃん、おれ。
 どどすこすこすこラブ注入ではなく、知力注入が、できてよかった。
コメント
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