2学年だより「自信(5)」
住む場所も、脳に影響する。
とはいっても、簡単に変えられるものではないが、将来的な目標の一つに位置付けることは、自分の目標を具体的にイメージするためにも有効だ。
~ 2、住環境を改善する
誰と過ごすか以外に、どこで過ごすかも心の健康に大きな影響を与える。田舎でも都市でも、家族だろうが近隣住民だろうが、不幸なひとに囲まれて暮らしていれば、不幸を避けることは難しい。暗くて寒くて雨の多いところでうつうつと暮らしているなら、別の場所に引っ越すべきだ。見知らぬひとばかりの、時間の流れが速い都会に不安を感じるなら、ひとのあたたかみのあるのんびりした町に引っ越そう。とはいえ、すぐに引っ越せないこともあるだろう。若すぎたり、お金がなかったりするからだ。心配いらない。ぼくたちもそうだったからよくわかる。大切なのは、これを長期的な目標に置くことだ。自分の心の健康のために、いつかは住環境の責任を自分で取らなければならないのだから。~
堀江貴文氏が著書で述べていたが、どうしても九州の片田舎から出ていきたい気持ちが強かったという。高校を終えたら家を出たいという思いは、しかし簡単に認められる家庭ではなかった。
そうしたら東大に入るしかない、さすがに東大に受かれば、家を出て一人暮らしさせてもらえると考えた。それが一番の勉強のモチベーションだったという。
大学入学を機に住む場所が変わり、そこが人生の転機となる人はたくさんいる。
心の病気などと全く無縁の人生を過ごしていても、環境の変化によって、予想もしない状態になることは誰にもでもありうる。
~ 3、よいセラピストを見つける(必要であれば)
病気は君のせいではないが、治療の責任は君にある。脳に影響をおよぼす健康状態になったことで自分を責めないようにしよう。生まれながらに身体的に虚弱なひともいるし、感情面や認知的なもろさを先天的にもっているひともいる。遺伝と養育環境は時の運だ。遺伝子の組み合わせ、出生前後の脳発達の偶発的誤り、最近のストレス要因やトラウマなどによって病気が引き起こされるだろう。誰にでも起こる可能性があるし、実際、多くのひとがメンタルヘルスの不調に悩まされている。時代は21世紀だ。誰もが、問題を抱えていることをみな知っている。訓練を受けた専門家を雇い、心の健康や生活スキルの改善を手伝ってもらっても、なんら恥じることはない。~
どんな病気でも、「何が、どう」と診断してもらうことで、心は落ち着く。具合が悪ければ医者にかかればいいだけのことと開き治り、日頃から、睡眠をとり、栄養をとり、体を動かそう。
住む場所も、脳に影響する。
とはいっても、簡単に変えられるものではないが、将来的な目標の一つに位置付けることは、自分の目標を具体的にイメージするためにも有効だ。
~ 2、住環境を改善する
誰と過ごすか以外に、どこで過ごすかも心の健康に大きな影響を与える。田舎でも都市でも、家族だろうが近隣住民だろうが、不幸なひとに囲まれて暮らしていれば、不幸を避けることは難しい。暗くて寒くて雨の多いところでうつうつと暮らしているなら、別の場所に引っ越すべきだ。見知らぬひとばかりの、時間の流れが速い都会に不安を感じるなら、ひとのあたたかみのあるのんびりした町に引っ越そう。とはいえ、すぐに引っ越せないこともあるだろう。若すぎたり、お金がなかったりするからだ。心配いらない。ぼくたちもそうだったからよくわかる。大切なのは、これを長期的な目標に置くことだ。自分の心の健康のために、いつかは住環境の責任を自分で取らなければならないのだから。~
堀江貴文氏が著書で述べていたが、どうしても九州の片田舎から出ていきたい気持ちが強かったという。高校を終えたら家を出たいという思いは、しかし簡単に認められる家庭ではなかった。
そうしたら東大に入るしかない、さすがに東大に受かれば、家を出て一人暮らしさせてもらえると考えた。それが一番の勉強のモチベーションだったという。
大学入学を機に住む場所が変わり、そこが人生の転機となる人はたくさんいる。
心の病気などと全く無縁の人生を過ごしていても、環境の変化によって、予想もしない状態になることは誰にもでもありうる。
~ 3、よいセラピストを見つける(必要であれば)
病気は君のせいではないが、治療の責任は君にある。脳に影響をおよぼす健康状態になったことで自分を責めないようにしよう。生まれながらに身体的に虚弱なひともいるし、感情面や認知的なもろさを先天的にもっているひともいる。遺伝と養育環境は時の運だ。遺伝子の組み合わせ、出生前後の脳発達の偶発的誤り、最近のストレス要因やトラウマなどによって病気が引き起こされるだろう。誰にでも起こる可能性があるし、実際、多くのひとがメンタルヘルスの不調に悩まされている。時代は21世紀だ。誰もが、問題を抱えていることをみな知っている。訓練を受けた専門家を雇い、心の健康や生活スキルの改善を手伝ってもらっても、なんら恥じることはない。~
どんな病気でも、「何が、どう」と診断してもらうことで、心は落ち着く。具合が悪ければ医者にかかればいいだけのことと開き治り、日頃から、睡眠をとり、栄養をとり、体を動かそう。