水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

没入力

2023年07月02日 | 学年だよりなど
3学年だより「没入力」




 流れ星を見た瞬間に願い事を唱えると、その願いは必ず叶う――。
 聞いたことがある人も多いと思うが、これは真実だ(個人調べ)。
 みなさんは。これまでの人生で流れ星を見たことがあるだろうか。
 それなりに高い山でキャンプをして、夜通し空を眺めていれば、日によっては相当数見ることはできる。
 でも日常において、ましてみなさんのように都会で暮らしているなら、たまたま夜空を見上げた瞬間、流れ星を見た……という人はまずいないだろう。
 予想もしていないその瞬間、とっさのうちに自分の願いが口をついて出てきたなら、その願いは叶うにきまっている。
 それほど四六時中思い続けているということだからだ。




~ 「仕事ができる」とは、なにも能力に優れている人だけを指すわけではない。その証拠に一流とされる大学を出ていても仕事で使いものにならない人や、大企業にいながらなにも価値を生み出していない人は山ほどいる。
 では、仕事ができる人はなにがちがうのか。それは、自分のやりたいことが明確で、かつそれについて四六時中考え、ありったけの時間を実践に投入している人たちだ。情報やアイデアはタダでいくらでも手に入る時代だからこそ、それらを日々吸収し、自分の仕事の改善や創造に活かすことに集中している人たちだけが、他者を大きく引き離している。
 僕は、仕事において、能力などは誤差の範囲だと考えている。能力なんかより、ちょっとした時間もぼんやり過ごすことなく、自分の仕事に集中しているかどうか。街を歩いているときも、アイデアのかけらを探し、いつも仕事について考えているかどうか。そんな人たちだけが伸びていく。そして、そこには自分のやりたいことに対する、本物の「情熱」が存在しているのだ。 (堀江貴文『遊ぶが勝ち!』 セブン&アイ出版)~




 「願い」「思い」「目標」「やりたいこと」「夢」……。
 いろんな言い方で、こうなればいいなと考える内容は表現される。
 どんな事柄に対しても、先人がどんなふうにそれを叶えてきたかは、実は明らかにされている。
 結局は、思い続ける力と、実際にやり続ける力、つまり「そのこと」にどれほど深く入り込んでいるかで、結果は決まるというだけだ。
 持って生まれた能力がどうのとか、置かれた環境がどうのとか、私たちはとかくあれこれ言いがちだが、それらのほとんどが言い訳であることを、自分が一番わかっているではないか。
 どれほどのめりこんで取り組めているか、その一点につきる。
 人生の法則は、実際にはものすごくシンプルなものなのだと思う。
 だとしたら、今の自分は他人からどう見えるかなんて、なんでもないことだ。
 結果がどうなるかは、誰もわからない。やってみなければわからない。
 かっこつける必要などない。他人からどう思われようが、なんも関係ない。
 やってみることができる自分がここにいるなんて、なんて幸せだろう。

コメント
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