けさは、近くの自然公園に梅の花を探して散歩。
昨日と同様、快晴、今日は気温も17度まで上がるのだとか。
ウォークマンを聴きながら、カラオケなんかじゃありません!
イタリア語講座を聴きながらのソクソクソクソク・・・・
脚の回転の速いこと! まるで Allegro Vivace
明け方は氷点下に冷え込んで、霜の降りた道の脇をながめながら、梅の花。
ありました、ありました。
あちらこちらの梅をさがしては、一枚また一枚。
紅梅の白梅となる夢の底 秋元不死男
様々な彩りがあって。
あなたが薔薇のご親戚だというのが、よくわかります。
そしてほのかな香り?
まだこれからですか?
桜花ほどではなくても、そこは親戚、梅の花の合い間に青空が控え目です。
いにしへびとの心をとらえて離さなかったわけが、少しは理解できます。
(due poesie di oggi) 新古今集より
梅の花にほひをうつす袖のうへに 軒漏る月のかげぞあらそふ 藤原定家
梅が香にむかしをとへば春の月 こたへぬかげぞ袖にうつれる 藤原家隆
◇◇◇
途中出会った水仙の花。
And then my heart with pleasure fills
And dances with the daffodils.
ここでもちょっぴり、ワーズワースの世界に。
これは、木蓮の大木? (まちがってたらすみません)
「先っちょは、それ以上お日様に近づいたらあかんよ、やけどするぞ!」
ツバキも健在。
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐 かわひがしへきごとう
これはボケの花。
木瓜の花風吹くたびに山乾く 福田甲子雄
帰り道の端に沈丁花。
疲れゐて沈丁の香をすぐまとふ 加倉井秋を
そして、どこまでも穏やかな春の朝の山の連なり。
(左 由布岳 右 鶴見岳 手前 高崎山)