折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

これも仁和寺の法師・・・・

2006年03月08日 21時07分05秒 | 啓蟄
 
徒然草第五十三段をここで紹介するわけではありません。
あそこに出てくる、お坊さんに匹敵するくらいのドジを、
私はよくやってしまうというお話です。

原文は、だれもが高校生のときには、授業中に居眠りして、寝冷えして、
風邪引きながらでも、おそらく学習(?)されたはずです。

ちなみに仁和寺(にんなじ)は、京都でも私のお好みのところ。
御室桜(おむろざくら)で有名な桜の名所です。
ずいぶん枝振りが低い、遅咲きの「お多福桜」。
花(鼻)が低いからそう呼ばれるとか・・・・。
どう呼ばれようと、それは見事な桜です。

前置きが長くなりました。
これで終わります(前置きが)。

先日、沈着冷静でならしている私もさすがに落ち込むような「事件」がありました。

バスの通勤定期をなくしたのです。
6か月で¥86,070-也で、有効期間は、3月1日から8月31日まで。
それをなんとまあ、初日の3月1日になくしたのです。

バス停で降りて(当たり前、バスはバス停で降ります!)、
雨降り出したので傘さして(雨が降って傘をたたむ人はあまりいない、くどい!)、
うちまで、短足でも歩いて10分弱・・・・。

帰り着いて、ハッと!
いつも胸のポケットに入れている定期券がないのに気づいて。

あれーっ? バタバタ、ドタバタ・・・・。
カバンの中も 机の中も 捜したけれど見つからないのに♪
(なんて、歌う気分じゃなかった)

バス停までの暗い夜道をたどっても、落ちてなんかないし、結局、交番に届けました。
おまわりさんには、えらい同情されたりして、『はちまんろくせんえん、ですか~』

帰ってからも、返す返すも自分の不注意に、気分がずんずん沈んで行くこと。
マリアナ海溝よりもまだ深く・・・・。

中味は、定期券のみならず、免許証、身分証明書。
加えて、県立図書館利用券、ドナーカード、関西出張時に使うラガールカード。
ナリタブライアンの日本ダービー優勝時の未使用テレカに今年の初詣の大吉券。
かわいい(?)娘のフニクリ・プリクラ・・・・etc

現金とキャッシュカード以外の大事なもの。
命の次の次のそのまたずっとずーっと次の、大切なほとんどが入ってました。

それから数日は、自分でも相当暗いなと思う毎日。
ブログでもそうだったかもしれません(もう忘れましが・・・・)。

そうこうして、数日が過ぎて行って、私に家内からの携帯メールが・・・・。

『あったよーっ!』

えっ? 何のことない、うちのリビングの思いもよらぬところに落ちてたのです。

家内が不思議がっていました。
ピアノの上にバイオリン風の置物があって、オルゴールなんです。
もう何年も私たちは音を聴いたことがないのに、それが突然鳴り出して、
そのすぐ近くに、定期入れは落ちてたそうです。

ずいぶん捜しても見つからなかったのに、教えてくれたんですね、オルゴールが・・・・。

たぶん、うちの猫ちゃん達が、落ちていた定期券入れを見つけてですね、
「定期券ごっこ」でもして遊んでたんだろう。
うちでは、そういう結論に達しました。


(ボクリン、定期券で遊んだやろ? とか、にゃんとか)

良かった、ドジでも何でも。
いつも左の胸のポケットに入ってるものがあってこそ、こうして落ち着けるのです。

それにしても、どうしていくつになってもこうなんだろう・・・・。
これ以外にもドジはいっぱい、続きはやめときます。
ブログ開設2ヶ月が、こんな話になってしまいました。

そして、これとは全然関係ない、けさの『シラー・シベリカ』のご様子です。


コメント (10)
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