折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

Roman Holiday

2006年03月19日 22時25分17秒 | 啓蟄
 
昨日3月18日土曜日の午後版です。
鎌倉を後にした私は、東京での目的地、日本橋。
三越本店のチェルシーガーデンへ行きました。

それは、私なんかには、すてき過ぎるようなところ・・・・。
ここが園芸の情報発信基地というのが、
あながち誇張じゃないというのが、よ~くわかりました。



風が強く、お日様も陰ってきて、やや寒く感じられたのですが、
ずっと飽かず眺めていたいような雰囲気、そして気分でした。

まず、目ざしたのは、当然、薔薇!ばら!バラ!
本やウェブでしか見たことのないものが、いっぱい二杯三杯・・・・。
つい、買い物カートを捜そうとしていました。



買っても、どういう風にして持って帰る気だったんでしょう。
一鉢じゃ、すまないのに・・・・。
でも、どうしても欲しかったのは、結局大分で買うことにしました。
(いや、もう買いました、今日・・・・)



あとですね、クリスマスローズもありましたし・・・・。
あんまり見るとつらくなるので、さらっと見ましたよ、クレマチス。
なんでこんなたくさんあるのよ!?

クレマチスフェア開催中でした、お近くの方はどうぞ。
(湘南って名前があたまに付いてるんです)

そうして、草花をずっと見て回って、ふと目の前に現れたのは・・・・
私の心を一瞬にしてとらえて、決して離さなかった花。



そうなんです、すみれ花のかわいらしい鉢を一鉢買いました。
それだけで、なんだか胸がいっぱいになりそうでした。

すみれ花にまつわる様々な想い。
心に沁みる短編を数年前に読んだりしてたものですから・・・・
それはまた次の機会に。

どれくらいの時間いたのでしょう?
バラもイングリッシュローズもクレマチスも、
結局買わなかったのに。

あのすみれ花。
自分の心の中からもう一つの手が、
すーっと伸びてきて、
さーっと買っていった、そんな感じでした。



私にとって、その瞬間も含めて、なぜか
一生忘れられないひとときになってしまいました。
すみれ花もまた記念になりました。

そう言えば、シチュエーションが全く違うのですが、
映画「ローマの休日」で、ラストの記者会見で、
王女が思わず叫ぶじゃないですか。

「ローマです」って・・・・。
一番よかったのは、
他のどこでもないローマですって。
記者団は呆然として・・・・。

私もチェルシーガーデンが、
東京でどこよりもしあわせなところでした。

◇◇◇

けさの薔薇たちです。



午後に加わりました、イングリッシュローズ。
昨秋、一番買いたかったのに、ぐずぐずしててネットで売り切れたんです。
ずっとどうしようかと思案してましたが、園芸店で買いました。


  Eglantyne(Masako):ER


そして、けさの驚き、その1 あれっ? チューリップや!



その2 別のチューリップ鉢から、またシラー・シベリカや!



その3 アイビーの雑木林の中の美女、これもシラー? びっくり、いつから?



うちは、どこから何が出てくるんでしょう・・・・。


コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北鎌倉から

2006年03月19日 10時22分17秒 | 啓蟄
 
16日(木)、17日(金)は東京出張でした。
私が「ねこバス」で飛ぶもんだから、羽田に着陸する夕刻は「春の嵐」でしたね。
神奈川、千葉、東京(五十音順)の皆さん、ご迷惑をおかけしました(!?)。
また、ブログをアップすることもできませんでした。

出張報告は会社でちゃんとするとして、ここはその後のお話。
出張が休日に重なったりしますと、どこかでほんの少しのんびりすることにしています。
今回のように東京出張ですと、ここ数年は必ず鎌倉に行ってます。
昨日18日(土)は、北鎌倉、円覚寺に参拝してきました。


   (北鎌倉駅付近、円覚寺の入り口)

様々な春の花が咲き誇っていまして、ここも春爛漫の入り口にありました。
遠くからの景色が気持ちいいですね、ぼんやりしたうすい柔らかいヴェールに包まれて。



東の山の常緑樹から漏れ来る日差しが、ポカポカと(なぐっているのではなくて)
暖かかったのです。
花木中心の配置も自然のままのような趣で、静かな佇まいの中に、
春の光が満ち溢れて、あぁ、来てみてよかった。



残念ながら、花の名前、木の名前、さっぱりわからなくて、
ご紹介も何もあったもんじゃありません。

これは、もしかして、藤さん?



名票を下げてあるのも結構あるのですが・・・・。



椿はわかります。



でも、これは・・・・。



これの右手前の花木も、よく見かけますが・・・・。



自分の名前だけは忘れていないのですが、それはここで明かすことができないし・・・・。
お詫びに歌の十七番くらいを、マイク、あっても・・・・ダメですか・・・・。
けさは、声が何かしら枯れているのに気がつきました、歌ってもないのに。

国宝の舎利殿(非公開)は、修理中?



割と早い時間の参拝でしたので、どっと押し寄せてくる人人人を横目に、
鶴岡八幡宮へと歩きました、今度はてくてくと。
途中、ミモザの花の下で、歩いて来たほうを振り返りました。



さて、鶴岡八幡宮、ここでは二礼二拍一礼。
お参りして振り返ると、わーーっ! 見事な・・・・桜・・・・えっ、何桜?



うつくしい・・・・。



桜餅は見分けがついても、本物の桜はどうも。
梅、桃、桜。
実が成って(食べて)みないと、私には無理です。
しかも、花と実がいっしょに成るわけでないので、やっぱりインポッシブルです!



「吉」のおみくじを枝に、そして鎌倉駅までまたてくてくと・・・・。
お天気だし、湘南の海も見てみようと、江ノ電で藤沢まで。


  (鎌倉高校前付近)

春の湘南の海風に当たるとお肌に潤いが・・・・折節がいま勝手に想像して決めただけ。

・・・・お昼には、午後の目的地の東京に向かいました。


(追伸) 紫陽花の芽吹きがたくさん見られました



コメント (32)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする