折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

歌の翼に

2006年03月16日 12時37分43秒 | 啓蟄
  
ハイネの詩に、メンデルスゾーンの曲。
この上ない、しあわせな(?)取り合わせ。
メンデルスゾーンなら、春の歌も大好きですが、今回はこれです。

何もいうことのない、純粋で、空の果てまでもさわやかな歌。
ピアノだけの演奏もあるはずです。
ピアノの分散和音がとりわけ美しいのです。

歌詞だけでは、私は絶対にもの足りないのですが、
(マイクがあれば、歌うくせに♪)
ビオラの伴奏とともに(?)、ハイネの詩の美しさの一端でも・・・・空を飛んで・・・・。

(私の好きな曲、3本の指の、その2番目の曲)
http://blog.goo.ne.jp/worifushi/e/269cbcc7fab02abf1b672594a584a41a

 


(una poesia di oggi)

     Auf  Fluegeln des Gesanges
                              H.Heine
                              F.Mendelssohn

  1. Auf Fluegeln des Gesanges,
   Herzliebchen,trag' ich dich fort,
   Fort nach den Fluren des Ganges,
   Dort weiss ich den schoensten Ort.
   Da liegt ein rot bluehen der Garten
   Im stillen Mondenschein;
   Die Lotosblumen erwarten
   Ihr trautes Schwesterlein,
   Die Lotosblumen erwarten
   Ihr trautes Schwesterlein.

   歌の翼に君をばのせて 美しの広野の ガンジスに連れてゆかん
   あかき花の薗は月に照らされ 蓮の花は汝を待ちわぶ
   菫の花は星にささやき 微笑めるバラはほのかに香わし
   とぶ足の軽ろげに来るカモシカ
   川の流れはかすかにひびく 川の流れはひびきくる
   ふたりで憩わん椰子の葉陰 恋を語りつ美しい夢をみん




◇ 日本語訳詩は、こちらです。


        歌のつばさ

 1.歌のつばさをかりて行かな
   幸にあふるる夢の国へ 
   陽のさす薗に花は香り 
   見わたす池に蓮におう
     見わたす池に蓮におう

 2.なつかしきかな夢の国や 
   いそぎて行かな清き国へ
   可愛ゆきすみれわれを招き
   そよぐ風さえ友を呼べり
     そよぐ風さえ友を呼べり

   いざわが友よたちて行かん 
   麗しの夢はてぬ国へ
     はてぬ国へ 国へ


 ◇ ローズマリーの国へ・・・・ ◇



 これも。何年も満開状態・・・・



  

コメント (22)
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