コカイン使用で出場停止中のユリ・バンゲルダー(オランダ)が、世界選手権(10月16日~24日・ロッテルダム)で復帰するそうです。
思えば衝撃のニュースは去年の7月。その際、長期にわたるコカイン中毒を告白したバンゲルダーは、所属していた軍を解雇され、スコットランドでリハビリをおこなったそうです。今年の1月に練習を再開しましたがコーチとうまくいかず、3月はじめに元オランダ女子チームのコーチ、ボリス・オーロフ氏(たぶんロシア人)を新コーチとして迎えました。また、同僚のスザンヌ・ハーメスらもサポートを申し出たり、デン・ボスという都市のジムが練習場所を提供してくれるなど、なかなかめぐまれた待遇?のようです。
バンゲルダーは新コーチについて、「最高のコーチ」と語り、つり輪だけではなくゆかや跳馬などほかの種目も練習していると話しました(←私はこの部分にもっとも驚きました)また、「これがバンゲルダーだ、という姿を見せたい。ボリスの知識や経験を生かせることは素晴らしい。出場停止処分が続く間、彼がずっと私のトレーニングを支えてくれる」と語りました。(というのも、オーロフ氏は現在オランダ体操連盟と正式な契約を結んでいないため、出場停止中しか指導できないということです)
世界選手権で復帰することについては、「夏には処分がとけるので、復帰に集中し、世界選手権の準備をする時間はじゅうぶんある。復帰を心待ちにしている。ポディウムで再び燃えたい」と話しました。
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そのほか、チュソビチナ(独)、カッシーナ(伊)についての話も出ていますが、長くなったので省略します。
地元開催ですし、復帰戦としては最高でしょう。