UEG(欧州体操連合)によるプレ五輪(16日~18日・リオデジャネイロ)展望
・UEG
展望というより、とにかく欧州がんばれ!という感じです。というのも、プレ五輪に出場する欧州選手がたいへん多いため。団体だけみても、
女子:5か国、男子:7か国
と、ほとんどが欧州(男子はカナダを除いてすべて欧州)
・・・ということは、昨年一発で五輪を決められなかった国が多いということですね。まあがんばれ
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ゾンダーランド(オランダ)は昨年の脳しんとうと三度の手術の影響で100パーセントの状態ではないということです
ベルギー男子がプレ五輪の本会場練習を終えました
・ベルギー体操連盟
目標得点は340点。これを出せれば上位4チームにはいれる可能性もある、としています(スペインは343~345点が必要と試算)ケニス、ゲンゲス、ベルベイス、ルイジェが6種目。ゴッセンスとボルカート3種目。補欠はランデュイトで予定どおり。
ベラルーシ辞退により、急きょ決まった団体出場。ぜひ力を見せてほしいとしています。演技順はベラルーシのところにそのまま入り、最終組。
プレ五輪に出場するライアン・パターソン(南アフリカ・22)に、南アフリカ体操連盟のCEOが期待の言葉を送っています
・南アフリカ体操連盟
カリフォルニア大バークレー校の選手で、生まれも育ちも米国の、実質米国人。もちろんプレ五輪へ向けた調整も大学で。
NCAAでは86~87点台を出しているようで、自己最高点は87.300(大学のプロフィールによる)しかし、
2014年10月 世界選手権(南寧)81.373(72位)
2015年6月 南アフリカ選手権(ケープタウン) 82.750(優勝)
2015年10月 世界選手権(グラスゴー) 82.132(73位)
と、NCAAのボーナス点を考慮しても大きすぎる落差おそらく82点台が実力と思われます。南アフリカは女子の出場はありません。
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私の勝手な試算では、男子個人総合の当落ラインは83.500(ギリシャはこれよりやや低い見積もり)で、ギリギリと思われるおもな選手はパターソンのほか、
マラス(ギリシャ)、スキエラハウグ(ノルウェー)、キルメス(フィンランド)、コウディノフ(ニュージーランド)、ビーハン(アイルランド)、レルー(キューバ)、メルシエカ(豪)、イェッセン(チェコ)、ゲオルギオウ(キプロス)、トゥボロガル(リトアニア)、ヒドベギ(ハンガリー)など・・・
リベラ(プエルトリコ)、シャティロフ(イスラエル)、フォキン(ウズベキスタン)らは最近力が落ちていますので、やや危ないか
*あくまでも勝手な試算ですので、結果がちがっても知りません
テッサロキニでギリシャ選手権(4月16日~17日 5月7日~8日)がおこなわれます
・ギリシャ体操連盟
FIGから実質「タダ」でもらったアメリカンアスレチック社の器具一式で新装なった、あの会場で。ポディウム常設のめずらしい体育館です。参加選手は約50名と少ないようで、どのような顔ぶれかは不明
プレ五輪には以下の4名が出場します。
マラス、リンパノブノス
ミロウシ、アフラティ
ブラジル女子は、ミレナ・テオドロを補欠にすると発表
・ブラジル体操連盟
カロリーネ・ペドロ
ダニエレ・ヒポリト
フラビア・サライバ
ジェイド・バルボサ
ロレイン・オリベイラ
レベッカ・アンドラーデ
補欠 ミレナ・テオドロ
本会場練習を見て判断するという話でしたが、もう決まったようです。サライバとバルボサが全種目おこなう予定。昨年の世界選手権(グラスゴー)と半数ほどメンバーを入れ替えてきました。