ジャパンカップの結果などをふまえて、中国が男女のライバル国について分析しています。
いつものように大まかな内容です。( )内は私のコメント↓
<男子>
内村とハンビュッヘンが中国の最大のライバルであるが、両者の差は大きい。内村はこの2年で一段と実力をつけた。北京五輪ではあん馬とつり輪で中国が日本より上だったが、現在は日本の選手層が厚くなり、この2種目で高得点を期待できる選手が2名いる。逆に中国は1名しかおらず、団体を考えると非常に危険。中国はもはやこの2種目で優位に立てなくなり、日本は団体で有利。
<男子個人総合>
内村は常に安定して高得点。苦手とされたあん馬とつり輪も強化し、中国にとって大きな圧力となっている。ハンビュッヘンはあまりよくない。2007年から下降線をたどっており、かつて「体操界のノミ」(←ノミみたいによくジャンプするという意味と思われる)と異名をとった面影はなく、ジャンプの高さがない。「あくまでも個人総合」という方針らしいが、最近の演技から見て彼の限界を超えている。不本意かもしれないが、方向転換して適応すべき。
<女子>
鶴見はいい選手ではあるが、冬のトレーニングの成果はあまり見られない(ケガとかしてるんだっつーの!)まだ世界のトップとは言えず、米国やロシアの選手ほどの強さはない。現時点では中国と日本の差は大きいが、2~4年もすれば差はぐっと縮まるかもしれないので、警戒が必要。
ロシアはジャパンカップで好成績。新旧の選手がいい演技を見せる。故障明けのアファナシエワも平均台とゆかで難度を上げた。ロシアは今や中心的存在に。
中国は段ちがい平行棒でややかげりが見えている。また、ゆかも危機的状況。4種目に力を入れない傾向が原因と思われる。日本にはゆかで大きな宙返りをする若い選手も出てきており、東洋人は脚力が弱いという説をくつがえす。中国とロシアのゆかの差は小さくはないがトレーニング方法によってはすぐに差は縮まり、中国女子は文句ナシの世界一となるだろう(現時点ではゆかはロシアが上ということですかね?)
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ハンビュッヘンについて手きびしく、悲観的。ジャンプ力の衰えについていつも書いていますね。内村はあいかわらずベタぼめ。意外と日本女子のゆかが高評価!(うふふ、もっとほめて・・・)