今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

なぜ落して帰ったのか

2008年03月14日 | 失敗・災難
さて昨日の一件は、善意のおかげで無事にすんだが、きちんと反省しなくてはならない。
そもそも「不死身の財布」といっても、それに頼って何も策を講じてこなかったわけではない。

初期の数回の紛失は、上衣の内ポケットからの脱落だったので、
まず、通勤などの乗り物を使う時は、衣服のポケットに入れることをやめ、鞄や小バッグのチャックで閉じるポケットに入れることにした。

それでも近所の買い物などは、バッグを持ちようがないので、やはり上衣の内ポケットに入れるしかなく、それで落したことがあった(落としたのが家の玄関前で、拾われて交番に届けられた)。

そこで今年から、財布がスルリと抜け落ちても、落下した音でわかるように、見た目を犠牲にして、主婦のように財布に鈴をつけることにした。

今回は、外出用の小バッグをたすき掛けにして、財布はそのバッグの服側のチャックで締めるポケットに入れていた。
ところが、そのチャックをなんのはずみか、面倒がって締めなかった気がする。

車を運転する時、シートベルトを締めるのが面倒になる時がある。
でも、シートベルトを締めない時に限って事故るかもしれない、という気がして、結局締めることにしている。
そのような、思いが今回たまたま欠けていた。

では財布につけた鈴の効果はどうだったのか。
最近はちょっとした外出時は、iPodでポッドキャストを聞くのを楽しみにしている。
だから、両耳はずっとヘッドホンをしたまま。
さらにそのヘッドホンは、お気に入りのノイズキャンセリング(騒音カット)タイプときている。
つまり、財布がスリ落ちても、落下音がわからない態勢に自分でしていたのだ。
ここまでくれば、自業自得ってことがわかる。

「好事魔多し」というが、ちょっと気が弛むと、それを狙ったかのように、すかさず失敗するものなんだな。
「常事魔多し」と考えるべきだ。
「常に気を抜かない」、これが武家礼法の極意なのに…まだまだ修行が足りんな。