今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

心理学は就職に不利か②:学生が身に付けるもの

2013年02月13日 | お仕事
心理学専攻の学生の就職内定率の低さを考える第二弾。

心理学専攻の学生は、企業で”使えないか”。

性格的には内向的な学生が多いので、営業・販売向きではない。
では能力的にどうなのか。

心理学専攻のカリキュラムは、どこの大学でも、心理学の理論的授業(座学)だけではなく、
統計・データ解析が必須。
そして卒論は、自分でデータを取って分析する。
いわば理系的。
もちろんその内容は物や自然物ではなく、人の心。

いわゆるアンケート調査を自分で作成して、実施して、分析して、結果をだして、考察するまでできる。
アンケート調査なら、社会学専攻の学生もできるが、
心理学専攻の学生は、このほかに、実験もできるし、心理検査も実施でき、
時には脳波などの生理的データも採れる。
これって、使えるんじゃないの。

こういう技能を使わない企業って、そっちの方が怠慢なんじゃないの?

なら、心理学を専攻すれば、企業で活躍できるか。
現実は「否」である。

実は、心理学そのものに問題がある。
私自身の企業経験でそれを痛感している。
それは次回にて。