今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

フィリピンの台風被害

2013年11月12日 | 防災・安全
竜巻並みの暴風をもたらした台風30号が、フィリピンで大きな被害を与えた。
今回も、被害をもたらしたのは高潮という水の力だった。

台風のエネルギーは、人間が太刀打ちできるものではない。
強大な水の力からは、逃げるしかない。

だが、観測技術の進歩で、気圧、最大風速、予想雨量、進路、
そして気圧と最大風速と潮汐から、高潮の波高まで予測可能である。
すなわち、台風の破壊力をいつ、どこで、どれくらい被るか予測可能である。

それにより、海抜○○m以下の、木造家屋の住民は、いつまでに避難すべきか警告を出せる。
この点が地震と異なるのだ。
気象災害は絶対に人的被害を減らすことができるはず。

後は、避難所の設置など社会的な防災態勢の整備にかかっている。
予算がかかるここがネックなんだろう。
気象災害が減らない原因は、技術的要因ではなく、社会的・人間的要因にかかっている。
すなわち、われわれの努力でなんとかなるのだ。