今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

冬将軍の正体

2013年11月28日 | お天気
今年もとうとう「冬将軍」がやってきたという。
ところで、冬将軍とは何か。
おおざっぱに「シベリアの寒気」と言われているが、
その正体は、日本の真北に位置する、沿海州の上空に存在する寒気。
天気予報では、上空500hPa(約5500m)で確認できる低圧部に伴う寒気(図)

この高層天気図はいわばお天気キャスター(気象予報士)のアンチョコのようなもの。
この図の点線が気温で、-24℃が冬将軍の勢力圏。
そこを見ると、北日本より、西日本の日本海側上空の方が低温だとわかる。
目安として、能登半島の輪島上空の気温(地上観測所との気温差)が判断基準となる。
高層天気図は、12時間おきに発表されるので、移動方向と速度で予想が可能。
だから、「寒気がやってくる」と言えるわけ。

高層天気図はネットで誰でも閲覧できる。
たとえばバイオウェザーサービスのサイト。