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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

名古屋の空がピンクになった!?

2013年11月29日 | お天気

11月25日夕方、名古屋は強い雨が降っていた。
同時に空が、ピンクになった。
そして紫になったという
(私は東京にいたので、降水はわが私設気象台で確認していたが、空の色は知らなかった)。

その話を、後日、職場の同僚から聞いた。
職場では心理相談室をやっていて、来室していた子供が空を見て怖がったという。
その同僚も初めて見る空の色で不気味に感じたという。
同様な感想はネットでも拡がり、その時の投稿写真も載っている。
私は実物を見ていないので、後から推測するしかない。

まず、空が赤味を帯びるのは、太陽が地平線近くに位置して、長波長が地上に届く以外には考えられない。
ただしそうなるのは、青空が赤味を帯びるのだ。
雨天ということは低い雲が一面覆っていたはず。
通常雨をもたらす雲は、厚い乱層雲であり、空は灰色で暗くなる。

大気の光学現象についての本を調べたが、雨天の低い雲が一様にピンクになる現象は載っていなかった。
いかなる現象かと考えあぐねて、今夕、帰京の新幹線に乗った。
丁度夕日が、内陸側に漂う雲を照らしていた。
ピンクに。

これか、と思った。

名古屋を覆った雲が、実は名古屋上空だけの小規模なもので(ただし真下からは空一面に拡がっている)、
西側には実は雲がなかったとすれば、
太陽からの長波長の光が雲内に散乱し、しかも夜側の空の暗い青と混色すれば、
赤と青の中間色の紫・赤紫の色相になり、それに雲粒による白い散乱が加われば、白みがかった赤紫すなわちピンクになるというわけだ(色彩検定2級です)。

空一面地平線まで厚い雲だったら、濃い灰色のままモノトーン的に暗くなる。
逆に空に雲がなかったら、あっても少量だったら、空は夕日の橙(黄赤)系に染まる
(色相グラデーションで夜空との境に紫の部分があるはずだが線状で狭い範囲)。

上空だけが厚さのある雲で、西側に雲がなかったら、西日を浴びた雲はピンクに染まるのだ。
より厳密に言えば、雨雲を構成している雲粒の直径が、長波長を反射しやすい大きさだったはず。
以上、いちおう理屈上では解決。


遠い地の縁者を失う

2013年11月29日 | 身内
イタリアに住む姉の義母(イタリア人の義兄の母)が91歳で亡くなった。
遠い地にいて、血縁もないが、”親戚”という間柄になったことで、当地に行った時は、とてもよくしてくれた。
そういうこともあり、日本にいても、心理的にはとても近かった。
間接的な姻族といえども、自分の”家族”系列に入る人が亡くなると、喪失感がある。
一人残された高齢の夫(姉の義父)も、これからどうするんだろう。
とりあえず、宗教は異なるものの、家の小さな仏壇に向って合掌した。

葬儀に参列できない代りになんとかしたい。