長年使っていたガラケー(N705i)がついに壊れた。
液晶画面が内側から壊れて画面が一切見えなくなってしまったのだ。
何もしていないし、前兆もなかった。
本体は正常なので、通話も、フェリカ(おサイフケータイ)も使える。
私にとって携帯はフェリカ利用がほとんどなので、このままでも不便はないが、いざという時に番号を暗記していない先に発信できない(メニューが全く見えない)のは不便そうだ。
幸い「補償サービス」に入っていたので、5000円ほどで交換できる。
ところが10年以上使っているこの機種はもう無い。
なので現在販売されている最新型!と交換できる。
といっても、ガラケー自体がサービス停止方向なので、最新といっても2年前の在庫品。
いわば最後のガラケーに更新したのだ。
そもそも私がガラケーを使い続けているのは、iPadminiと分業しているため。
いわゆるネット関係はスマホより小型タブレットの方が使い勝手がいい。
タブレットでできないのは通話とフェリカ機能だけなのでそれをガラケーに担当させている。
スマホとガラケー両方の経験者によれば、通話しやすさとバッテリーのもちはガラケーに軍配があがるという。
それにフェリカが使えれば、ガラケーはこのうえなく便利。
つまり合理的な使い分けなのだ(今後はApplePayによりフェリカ分野の優位性はなくなる)。
さて、新機種に交換するにはハードルが2つある。
1つは、本体に保存してあるデータの移行。
画面が見えれば何ら問題ないのだが、見えないのでどうしようもない。
一応、パソコン接続ソフトを使ってパソコンにデータをコピーした(この操作はパスワードを入れる程度なので画面は不要)。
だが、このソフトは新機種に対応していない!
有料のデータ移行サービスなるものがあるが、代金8000円に値するデータ量ではない。
うれしいことに、ドコモのショップで電話番号の移行をやってくれた。
今一つのハードルはフェリカで使っているEASYモバイルSuicaとEdyの残額。
前者はスイカ経由で残額の移行が可能だが、手続きと手数料がとられる。
後者は故障による機種変更の場合は、残額が消える(以前もそうだった)。
運悪く、両方ともチャージしたばかり。
一番いいのは、今の携帯で使い切ること。
いずれとも、新機種になって申込みし直せばよい。
まずEdyを使い切るため、池袋に行ってEdyが使えるビックカメラでプリンタのインク、やまやで日本酒を買う。いずれも正月を迎えるのに必要だった。
翌日はスイカを使い切るため、 再び池袋に行った(もちろん山手線もスイカ)。
正月用の萩かまぼこを買おうと西武百貨店に行ったら、ここは非対応。
並びの三省堂は対応しているが、同じフロアの山野楽器は非対応。
楽器の教本を買いたかったので、ジュンク堂書店に行ったら、ここはスイカ対応!
しかも山野楽器にあった教本もある。
かくして、思い残すことなく新しいガラケーに移行した。
最新の画面は、昔のWindowsの嫌われ者だったイルカのように、やたらうるさい画面で、余計なお世話的押し付けサービス画面を整理するのに一苦労(そういうサービスを求めるならスマホを使うだろう)。
ガラケーのユーザー層(合理主義者)を見誤っている。
ガラケーには無愛想なくらいのシンプルさが似合うのに。