台風の接近で関東・東海各地に大雨特別警報が気象庁から発令されている。
確かに、伊豆での総雨量が600ミリに達しているので尋常ではない。
今後、東海・関東各地で時間雨量50ミリを超え、側溝に水が溢れて、道路が冠水し始めるだろう。
それに対応する避難情報は自治体が発令するので、 自宅が対象地域になっているかは、地元自治体(市町村)のサイトやテレビのdボタンなどで、確認してほしい※。
※河川の水位情報のサイト(国交省「川の防災情報」)はアクセス集中のため閲覧不可になっている。一番知りたい時に使えないとは…、決して自分の目で川の水位を確認しに行かないこと!
さて、大雨特別警報は、今年制定された「5段階の警戒レベル」のレベル5、すなわち最高レベルに相当する。
テレビでは「命を守る行動を」と呼びかけているが、これは「もう避難は手遅れ」ということを示唆している。
すなわち、避難するタイミングであったレベル3(避難準備情報)、レベル4(避難勧告、避難指示)を超えてしまったのだ。
レベル5では、家から出て、冠水した道や増水した川の橋を渡ることはもう命の危険になってしまった。
なので、命を守るために、家から出ず、家の中の階上などできるだけ高い所に居るように、という事である。
それから家の中への浸水も防ぐように。
もし2階のない平屋なら、屋根に避難する手段も講じるように。
ただしこの後は大雨に加えて暴風がやってくる。
屋外に居ることはそれだけで危険となる。
ということは、近所の2階以上に避難するしかない。
自治体指定の遠くの避難所ではなく、 近くの知人宅などに。