今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

冠水したら2階へ避難

2019年10月18日 | 防災・安全

気象災害の場合は、危険がじわじわ迫ってくるので避難のタイミングが難しい。
だから多くの人が避難のタイミングを逸する(じわじわ迫ってきた後は一挙にくる)。
そうなるのは、家にいたい、家を守りたいという気持ちがあるためだ(その気持ちはわかる)。

避難に迷うなら、そして土砂災害の危険がないなら、いっそのこと避難所に避難しなくてもいい。

河川氾濫などの浸水時は、外に出ると水の直撃を受ける。
たとえ車で逃げても、冠水すると、エンジンが止まり、ハンドルが利かなくなり、水圧でドアが開かない中、車ごと水に流される。

この時点で窓ガラスを割って車外に出ても、車と一緒に流される(ただし脱出用ハンマーは買っておくこと)。
あるいは道路が破壊されて、川に転落する。

冠水した道を歩いて渡るのも危険。
泥水で足元がまったく見えない中、蓋の開いたマンホールや側溝に踏み入れて、水に呑まれてしまうから。
冠水の中転倒すると、水圧で起き上がれず、流されていっても他者からは見えないので助けることもできない。
逃げるなら膝までのうちに。
そして杖状のもので進路の深さを確認しながら。 

避難は、冠水の”おそれがある”うちにすべきで、冠水したら、家の中の2階に逃げる方が安全となる。
今回も前回も、ずっと前もどうやら浸水は2階にまでは達しない。
平屋でも屋根は水没しない。
豪雨の中、2階より低い道を延々と移動する方が危険だ。 

ただし津波は別。
2階では足りないし、そもそも家ごと流される。
即決で避難するしかない。