帰京した週末。
秋葉を逍遥して、そのまま御徒町に向い、天然石の店に立ち寄る。
こういう店には、アメジストの立派な晶洞(結晶がぎっしり詰まった洞)が置いてある。
値段は数十万円クラスなので、比喩としては「手が出ない」が、実際に洞内に手を入れてみる。
まずは温感を得て、その後、手の上下から圧迫感に等しい気感を得る。
さすが晶洞、かように強いパワーに満ちている。
店内は、商品として大小の晶洞が置いてあり、他には大小のいろいろなパワーストーンが所狭しと置かれている。
中には、ラジウム鉱石であるバドガシュタイン鉱石もたくさん置いてある(我が家の浴槽にもこの石を置いていて、ラジウム温泉にしている)。
そして客は、限られた予算で一握りのパワーストーンを買って帰り、家のパワーを高めるわけだ(私もアメジストの玉を購入)。
ということは、パワーストーンに満ちた天然石の店こそ、最も強力なパワースポットといえるのではないか(少なくとも、”自称パワースポット”よりは直接的なパワーを実感できる)。
ならば、店自体、さらには従業員の人たちは、そのパワーの恩恵を受けているのだろうか。
同じ論理で、温泉宿の従業員の人たちは、人一倍健康なのだろうか。
温泉医学の研究によると、温泉地の住民は、健康度に差があるというわけではないとのこと。
環境に馴化してしまって、温泉が生体に刺激にならないためと解釈されている。
”湯治”という数週間レベルの滞在がもっとも効果があるらしい(1泊では効果なし)。
ということで、私も帰京時には、こうして時折、この種の店を訪れるようにしている。