今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

米大統領選の結果に思う

2024年11月06日 | 時事

トランプ氏が大統領に復帰した。
すなわち2度目の大統領である。
しかも当初の予想以上の差がついた。

その理由は明白で、トランプ氏は大統領の実績があり、その時のアメリカ別に大きな問題は発生しなかった(少なくとも彼の治世は悪夢ではなかった)。
それに対し、その次のバイデン大統領下では、アフガン撤退などあまりよい記憶がなく、高齢による衰えの不安が増してきていた。
その不安のあるバイデン氏の下にいて何の実績もない(タナボタでお鉢が廻ってきただけの)ハリス氏に、期待を抱くのは難しい。

女性で非白人という”マイノリティ”しか売りにならない。

今朝、テレ朝のモーニングショーで、玉川氏が、”ハリス氏が負けたら、アメリカの女性差別の深刻さは人種差別以上だ”と述べたが、なんと短絡的な発言か。
女性候補が大統領に選ばれないと性差別なら、レディ・ガガあたりが民主党候補になって落選したらそれは性差別が理由となるだろうか。
そうではなく、政治家としての能力に対する評価だろう。

また、自民党の総裁選で、高市氏が石破氏に逆転で負けた時、玉川氏はそれを女性差別と断じたか。
彼の政治スタンスなら、高市氏は首相にふさわしくないと言うだろう。

日本人の多くは、トランプ氏が大統領に返り咲くことに、別にうれしくはないだろう。
ただ、彼に対しては、それなりに予想ができる。
それに対して実績も定見もないハリス氏の方が不安定要素が強過ぎる。

考えてみれば、日本の現首相もかなり不安定要素が強いが、今回の選挙結果で、非自民党の力がうまく作用する可能性がある。
内政はともかく、彼がトランプ、プーチン、習近平らとどこまでやり合えるか、こっちも不安だ。