今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

幸せのあんかけスパ

2024年11月16日 | 生活

日曜に業務があるため、帰京せずに名古屋にいる。
昨日、大学院の論文審査を終え、目の前にあったプレッシャーがなくなった。
開放感に浸りたいが、土曜は天気が芳しくないので、出かける予定も入れてない。

なので、いつもより遅い目覚めて起き、テレビを見ながらゆっくりコーヒーをのみ、11時に早めのランチを食べに商店街のある駅前に行く。

基本朝夕2食の自炊生活なのだが、休日は朝を摂らない代わりに、昼くらいはあえて外食にしたい。

駅前の商店街で、一応、惣菜店やスーパーのランチも見て回る。
これらのランチは確かに安いのだが、プラケースに入ったそれを自宅に持ち帰ってレンチンして食べるのはどうも味気ない。
いわば、空腹を満たすため、あるいは栄養補給のため、という義務感での食事になってしまう。
プラケース食を買って帰るとすれば、やや高めの握り寿司セットくらいだが、先日そうしたので、今回は選択外。
ということで、結局予定通り、あんかけスパの店「あんかけ家」に入る。

同じ駅前には、本格的なスバ専門店「五右衛門」や安く食べれる「サイゼリア」もある。
でも名古屋でスパを食べるなら、イタリアンでも和風でもなく、名古屋でしか食せないあんかけスパに限る。

幸い、開店して間もないので空席がある。
少々迷って、タマネギベースで野菜たっぷりの「カントリー」(税抜き740円)の”1"(人前)を注文。
あんかけスパにおいては、男性は”1.5”が標準なのだが、今の私には糖質過剰となるので、  泣く泣く”1”にした。

出てきたのは、大きめの丸皿に独特のあんがたっぷり敷かれ、その上に太めのパスタが250g、さらにその上に調理されたタマネギ・ピーマン・ニンジン・オニオン・マッシュルームがたっぷり乗っている。
そして卓上の粉チーズをかけて、あんと麺と具材の3つをフォークで絡めて口に入れる。
すると舌と口内から幸福感が行き渡る。

確かにスーパーなどでのプラケースに入ったスパよりは300円ほど高い。
だがそれらではこの幸福感は味わえない。
そう、食べることは、空腹を満たすだけでも栄養素を摂取するだけもない、この幸福感を味わうことでもあるのだ。

私にこの幸福感を確実に味わわせてくれるのが、あんかけスパだ。
ちなみにあんかけスパは冷凍食品でも(名古屋なら)売っている(200円前後)。
これもよく買って食べるが、やはり専門店のあんかけスパにはかなわない。
ただ、1食800円は、1食100円程度の自炊者にとってはとても贅沢なので、たまの休日のみのささやかな楽しみ(幸福感)となる。

いつの日か、若い時代のようにあんかけスバの1.5(400g)を食べることが許されたら、と思いを馳せる(許すのは、健康管理に厳しいもう1人の自分)。