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カゲロボ 木皿泉

AIの技術がちょっとだけ進んだ近未来の人間が、自分のアイデンティティや周囲との関係をどう構築していくか、あるいはその過程でどのような心の葛藤をもつことになるのかを寓話的に語る短編集。これまで読んだ何冊かの「泣かせます」的な著者の本とは少し違う趣きを感じた。短編集なので曖昧な結末で終わってしまっているものが多いが、こうした内容でどこまで突き詰めて読ませてくれるか、次はそうした作品を期待したい。(「カゲロボ」 木皿泉、新潮社)

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