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ルポ 超高級老人ホーム 甚野博則

近くの本屋さんで見かけて面白そうな題名なので読んでみた。題名を見て、超高級老人ホームのものすごい闇を暴く暴露本のようなものを少し期待してしまったが、実際はそうでもなく、著者が見聞きした高級老人ホームの良いところ、悪いところを冷静に伝えてくれる内容だった。それだけに、この本を読んで高級老人ホームに対してものすごく否定的な印象を持つか、それほどでもないかは、読んだ人それぞれというところだろう。私の印象としては、高級=入居一時金が高いというのはかなりの部分が見掛け倒しやチープな演出によるものでほとんど実態を伴っていないということ、またそうしたところに入居している人々には自分が中心でないと不機嫌になるような厄介な人が多そうだということ、中にはものすごく悪質なところもあるので選ぶ場合は十分注意する必要があるということ、などが伝わってきた。(「ルポ 超高級老人ホーム」 甚野博則、ダイヤモンド社)
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