「法の番人」を読む中で警察の仕組みの二重構造を鑑みるとその実例が見える。伊藤さんと山口何某の事件だが、「上からの指示で逮捕できなかった」いう現場からの連絡があった、との事実が報道された。2015年6月のコトである。
ずっと不審であった。アベの取り巻き程度の山口を警察の権威を落として迄も何故救ったかという疑問だった。
時間が経つと、モノが見えるコトがある。アベは2014年7月、集団的自衛権の閣議決定という明白な違憲行為を行い、短期間に違憲を糊塗する為に2015年9月に安保法制を強行採決した。この事件は強行採決の直前のほんの小さな事件だったが、…。
アベ政権は違憲行為を早期に合法化する為に、官僚人事掌握、マスコミ報道統制とあらゆる手段を講じて来た。その一連の流れで、堤の一穴の小汚いスキャンダルを封殺する必要があったのではないか。