弁護士は何人か知っているが、裁判所に入ったことが無い。
この本によれば、―
- 国会は裁判官の弾劾裁判ができる。裁判所は国会に違憲審査権を持つ。内閣は最高裁判所の長官を指名し、裁判官を任命する。裁判所は内閣に違憲審査権を持つ。→形式的な独立性が保障されているが、牽制し合う関係性に無い。
- 抑々裁判所の裁判官は独立である。果たしてそうなっているだろうか?
→裁判所は法務省と密接な関係にある。法や予算ばかりでなく、人事交流が盛んだ。裁判所は法務省へ裁判官を派遣し、法務省から検察官を受け入れしている。「判検交流」と云われる。
- 法務省に派遣された裁判官はエリートとして出世する。法務省民事局長を勤めた人は殆ど全国8ヵ所の高等裁判所の長官になる。
学校で習った「三権分立」は存在するのだろうか。果たして裁判官は公平・公正なのか、実際は、裁判官は国家官僚と同じに人事中毒、天下り人種だとしたら。
袴田事件の経過を見ると、身内の失敗の隠蔽の為に死刑さえ厭わない…。
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