霞が関と永田町の政治はトランプ対策で、米・野菜の物価の高騰に不感症である。世襲議員と東大官僚の庶民感覚の欠如である。
野党も官僚出身議員が多い。国会議員が裕福な坊ちゃん・嬢ちゃんたちが多いのではないか。
解決策はある。参議院選挙に行って鉄槌の選択をすること。ただ失敗例が兵庫にある。N党を使っても勝てば官軍だ。
ナルシストの高慢な笑みがあり、善意の有権者の悩みも見える。都知事選挙で既に兆候があり、この珍現象は全国的な問題であろう、…。
この国は、官僚体制から、世襲政治家から、地方首長体制から、変えて行かねば、現在の政治の腐敗と沈下は止まらない。いま兵庫県にその兆候がある。
戦後80年、この国は個人の尊重を根幹とし、その教育普及が必要だった。
改憲の動きがあるが、現憲法で一番尊重すべきは九条ではなく、実は十三条「すべての国民は個人として尊重される」であろう。
自民党案「すべて国民は人として尊重される」だった。これは犬猫野菜に等しい「ヒト」という動物・植物図鑑上の人民の育成を提案している。これは本音を隠した戦前回帰であり、まやかしの改憲である。
トランプとゼレンスキーのトラブルをネットや新聞・TVで探しても、至る所に解説や切り抜きのバイアスが入るモノが多かった。
ネットでNHKの全文和訳を探し、小一時間かけて読んだ。トランプは大国の威勢を演じただけで中身は空っぽ。ゼレンスキーは鋭敏に騙しを察知し、戦時の国家主権を発動し、破談にさせた。
トランプは非常に頭がいいことが解ったが、哀しいが政治家ではなく有能な商売人である。プーチンは「ほら!できないじゃないか」とほそ笑む。
我が国の世襲大臣は政治稼業の人で、目の前の食糧欠乏ですら官僚の嘘に気が付かない。ガダルカナルの二の舞で、逐次備蓄米投入かあ~。
トランプのゼレンスキーへの公衆の面前での罵り。この世界がいかに大国優位であるかを知らされた。
敗戦後、この國は従属することによって生き延びてきた。与えられた現憲法は国際連合の現状では無力であることが自明である。
九条二項を守り、平和という言葉を何千、何万回繰り返しても国が護れるわけではない。ドン・キホーテの国民を敢えて育成した自民党の裏金世襲政治構造から脱出しないと世界の暴力国家に踏み潰されるだろう。
海があるから安全との過信はやめよう。ウクライナの苦境は決して大陸の火事ではない。この國はロシアに小さな海を挟んで接しているから。