学習した

2017-01-13 08:51:48 | お酒
二日目は湯豆腐


昔は年末年始に実家に帰ると、思う存分食べては飲んで、新年をお祝いしたものだ。
朝から雑煮を腹いっぱい、昼食もおせちを腹いっぱい、夕食はお鍋で腹いっぱい。
ちょっと居眠りした後、夜更かししてツマミをバリバリ、ウイスキーをクピクピ。
幸せな時間だった。

が、ここ2年ほどこんな食べ方飲み方をすると3日目には胃がどかっと重くなり、ろくに食べられない状態に陥るようになった。
歳である。
食べられず飲めないのが一番つまらない。
2年も続けば同じことをしても、今年は大丈夫、なんてことはない。
目に見える事態にならないよう今回はちょっとづつセーブした。

難関はそれを一緒に楽しんできた妹が、例年のように飲めや食えやと勧めてきたら困るなあとの心配があったが、妹も同じように歳をとった実感をもっていて、ストレートでウイスキーを飲むのをやめたそうだ。
お互い歳だなあと嘆きあって、夜更かしもほどほどにしたお正月であった。



湯豆腐に合わせたお酒は日本酒。
広島は竹原の宝寿ひやおろし。
ラベルには8月製造の印が。
ちょっと時間が経ってるな。
瓶を覆う新聞は7月31日付けの中國新聞だった。
全国紙で無いところは蔵元の工夫か偶然か、地方を感じられてよろしいな。
当然まずは燗して飲んだ。



ひとはだで…
口に含むと、むむ?無味。
その後これはなんだろう、濾過していないからか、酒粕の香り?と甘みが浮き上がる。
中途半端な温め方だったかな。
お味もそんなどっちつかずな感じ。

上燗で…
キレが増し、まず酸味が立つ。
甘みは消えてしまうが、この燗の具合が一番口に合ったな。

ひやで…
まずほんのりと甘みを感じ、甘みに旨味が加わって厚みが増していく。
甘みは徐々に消え、やわらかな旨みが代わって舌に残る感じか。



今ひとつ何かが足りない、逆に余計な何かがある気がするのは、瓶詰めして時間が経ってるからだろうか。
保存状態が悪い?
買ったお店の選択を誤ったかな。
瓶詰め日もしっかり確かめよう。