ウイスキー

2017-01-20 00:38:30 | その他旅行き
仙台を旅行する事があれば行きたいところに、ニッカの宮城峡蒸溜所があった。
ずいぶんと昔に見学した事はあったが、昨夏余市蒸溜所を訪れた事もあって、再度訪れてみたくなった。
その昔来た時は夏、青葉が蒸溜所のレンガの貯蔵庫に映えて、いいところだったことを覚えている。
冬に来たら雪の白がこれまた似合うのだろうなと思った。
今回はその冬ではないか。
これ幸いと宮城旅行三日目の訪問先に選定。
寒くなったらいいのにと思っていたが、当日の仙台の天気予報は雨のち晴れ。
雨か…。
仙台の街中に雪はひとかけらも見られない。
予報通り小雨降る中、仙台駅からJR仙山線で作並駅へと向う。
しばらく走ると山影に雪が残っているのが車窓に見えた。
およよ。
蒸溜所はずいぶんと山の方に入ったところにあるから、もしかしてこれまでに降った雪が残ってるかも。
期待は現実となって、山へと入るに連れて雪がどんどんと増えて、山の樹々に雪が乗っているまでになった。
昨晩の雨は山では雪だったようだ。
作並駅には溶けかけてはいるが雪はまだたっぷり残っていた。

<作並駅>


蒸溜所のシャトルバスに乗り込んで数分で到着。
おー、やったぞ。
一面真っ白とはいかないが、しっかり雪景色である。
良かった。



受付で見学を申し込む時、出発時刻まで付近を写真撮影したいと申し出たが、受付の建物横の記念撮影場所以外には立ち入らないように、と注意を受けた。
そうだったのか。
宮城峡蒸溜所は自由見学できるエリアはないらしい。
残念。
それでも見学ツアー中は動画でなければ写真撮影は自由との説明があったので、見学中に忙しくシャッターを切った。
見学後に分かったのだが、記念撮影場所以外でもお土産を売っている建物と受付の建物間の遊歩道は自由に歩けた。



余市のウイスキーと宮城峡のウイスキーの違いはその蒸溜の仕方にあるらしい。
余市はポットスチルを石炭の直火で熱するのに対し、宮城峡では蒸気で熱するそうだ。
ポットスチルの形状も余市はストレートで、宮城峡は胴回りに膨らみを持たせている。
これにより余市は力強く、宮城峡は柔らかで香り成分をたくさん取り込んだものになるとか。
昔飲み比べたけど、私の舌では感じとれなかった…。



そしてそして、今回は車では無かったので、こんな蒸溜所を訪れてたぶん初めて経験するウイスキーの試飲。
いや、そんな大した経験ではないんだろうけど、これまでず~っとおあずけを食らってきた身にはとてもうれしい。
試飲できたのは、竹鶴と、スーパーニッカと、アップルワインである。
この順で空きっ腹にロックでいただいた。



その後お土産物売り場に移動し、自身のお土産を物色。
ここは有料試飲カウンターの横に、扱っている商品10種類くらいの香りだけ嗅ぐ事のできるエリアがあって、そこでお好みの商品を吟味した。
試飲ならぬ試香だな。
何度も嗅いで3杯では足りなかったアルコール分を鼻から吸収。
土産物を選ぶ目は当然蒸溜所限定商品に向う。
余市蒸溜所にあったのと同じラベルデザインの限定品が3種あった。
試香の結果、薄そうなのと濃そうなの2つと、仙台工場樽出し51度というアルコール分51%のを購入した。