居眠り好きである。
頭を使って疲れた後や、身体を動かして疲れた後、トロッと眠るのが気持ちよい。
でも夜早く床に入りたいわけでは無いから、眠ること全てが好きというわけではないようだ。
居眠り限定みたい。
考えてみると
どうやら私の中で睡眠はそのタイプにより二つに大別できるようだ。
夜、布団でしっかり眠る睡眠と、昼間机に突っ伏して眠ったり、車や電車の座席で短時間眠る居眠りの二つ。
前者は別に無くても構わないな。
積極的に欲しいとは思わない。
腹がくちくなると眠くなるし、翌日に影響があるから仕方なく寝ているだけ。
夜更かしは楽しい。
遅い時間まであれこれと、何にも縛られない時間を過ごすのはいいものだ。
でも眠ってしまえば意識はスッパリと切れ、気が付けば明日が来ている。
時にやっかいな一日が始まるのである。
起きた日がお休みならば朝の気分は良いが、それでも前日夜早く寝たいとは思わない。
眠るということは活動時間を失うことでもある。
比べて居眠りはいい。
眠りへと沈み覚醒へと浮上してくる半分醒めた状態の、夢うつつな浮遊感は幸福感を伴う。
浅い眠りなので、その状態が頻繁に、長く楽しめる。
ほとんどその時間でできてるようなものである。
短時間だから時間の喪失感も少ないし。
悪夢を誘う精神状態の時はあまり嬉しくないけれど。
ってことのようだ。
あまりに居眠りを欲するので、こんなどうでもいいことを比較してしまった。
気持ちよく居眠りする環境に身を置いて、これからも居眠り道に邁進しよう。