山脈自然歩道終着点

2021-01-06 06:30:37 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その6)上音羽 → 銭原バス停

今回のコースは歩く距離を伸ばそうと思えばどこまでも(ちょっと言い過ぎだが)伸ばすことができる。
バスの通る府道を歩いたり横切ったりを何度もするので、行けば行った先のバス停からバスに乗って帰ってこれる。
もし途中で疲れて歩けなくなってもその近辺のバス停から帰ってこれるというエスケープルートだらけのコースであった。
幸いにして途中で脱落することなく、ほぼ予定の地点まで歩けた。



上音羽の集落内は道が枝分かれしていて、行きたいコースが判るのか心配だったが、別れ道が現れるたび道標が立っていて助かった。
ここにきて下り坂が続き、体温が上がらず。
広い集落は風が通り、寒くなってきた。
はらはらとあられも降っている。
脱いでいたジャケットを取り出した。



コースから外れるのだが、上音羽の磨崖仏というものが近くにあるようなので、見に行ってみる事にした。
磨崖仏というからには山の崖にあるのだろうと、ある別れ道で山の方へと入ったら民家で行き止まりになっていた。
あれれ、後戻りしもう一方の田んぼの中の道を進むと、立札があった。
んん?ここ?



立札を読むと磨崖仏の説明書きだった。
立札の背後にある大きな岩に彫ってあるらしい。
見てみると背丈ほどの岩の表面に複数の小さな仏様(というか人型)が彫ってあった。
うーん、磨がい仏?
崖というより岩だよな。
ちょっと大袈裟なネーミングにしたなと思いつつ撮影させてもらって、山脈自然歩道に戻った。



そこからはずっと車が通れる舗装道路。
でも車はやって来ず。
さくさく歩く。
急にあられの降りが激しくなった。
道の端により風上の木々に傘となってもらい歩いていくと大きなトタン小屋横に出た。



銭原のバス停だった。
時刻表を見ると10分後にバスが来る。
当初はここから下った所にある、車で何度か来た見山の郷まで行こうと思っていたが、お店ももう閉店時間だろうからもうここでいいか、と終わりにする事にした。



トタン小屋では土地の農作物なんかが売られていて、屋根もあるから少し商品を見せてもらって時間を過ごした。
日曜日だけ開かれる市らしい。
時間前にバス停に戻り発車時刻を待った。
こんな田舎で渋滞なんて無いはずなのに、時刻を数分遅れてバスはやってきた。
走ってないのかとちょっとドキドキした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿