ずんだ団子

2017-01-15 20:08:07 | その他旅行き
年始のお休みを利用して、ようやく東北旅行を実行した。
宮城県を2泊3日。
冬の東北である。
寒い時期にわざわざ寒い所へよく行く気になったなあ。
半分雪見旅行である。
ならもっとどかっと雪の降る日本海側に行こうかとも思ったが、2泊3日だと旅程が厳しく、新幹線でススッと往復できる仙台周りになった。

さて、行先を検討するに当りガイドブックなんかを参考にするのだが、「見どころ」があまり載っていない。
あれ?これだけ?って感じ。
連れに見せてもらったガイドブックのなんと前半分は食べ物の紹介ばかりだ。
宮城って食べ物目当てで行くところらしい。
でも行ってみて分かった。
その通り、ここは名物、名産、ご当地料理など、旨いものを食べに訪れるところだった。

そして酒どころでもある。
見たことのない日本酒のラベルや名前が、土産物屋や居酒屋のメニューに並んでいた。
宮城の酒だったのかと改めて認識したのが、家の近くのスーパーで買って以降お気に入りの「浦霞」。
いろんなスーパーに置いてあるので大手なのだろう。
今回は地元で飲むので小さそうな蔵で造ってそうなのを選んだ。
自分好みの酒質を選ぶのに困らないだけの品揃えが宮城産だけである。
素晴らしい。
温泉もたくさん湧いているので、温泉地で旨いものを食べ飲みするのが宮城観光の真髄であることを理解した。

旅の目的はいつもの観光に加え、グルメツアーとしても楽しむことに変質。
お正月のご馳走に続いて旨いものを食べることになって、休み明けのお腹の膨らみ具合が旅する前から想像できた。
それでもお腹は空いてくる。
新幹線で仙台駅に着くと、朝食が早かったので小腹が空いた。
挨拶がわりにバス停横にあったさくら野百貨店の食品売り場のだんご屋さんで、ずんだ餅ならぬずんだ団子を買ってバスに乗り込んだ。



ずんだ団子 1本 130円也
言わずと知れた枝豆の餡子のお菓子である。
枝豆は完全にはすり潰されておらず、小さなつぶつぶが見て取れた。
きれいな黄緑色。
つぶつぶが食感に適度なアクセントを与え、甘みに豆の味わいが加わって甘いおつまみみたいだ。
団子はモチモチ。
甘党にはこたえられんお菓子ですな。

てことで、食べ物のお話が続く。

水→農→畜 産物

2017-01-14 07:50:01 | お酒
三日目はすき焼き



<玉子>


<割った>


<溶いた>


<潜らせた>


子供の頃の味付けは砂糖に醤油だった。
最後はどん辛くなって、あれは塩分摂り過ぎてたな。
今は割りしたで薄口の味付け。
しかし玉子はなんでこんなにまろやかに味深くしてくれるのだろう。
素敵な調味料?である。



合わせたお酒はピノ・ノワール。
普段夕食に鶏肉以外の肉料理はあまり食べないので、牛肉と赤ワインの組み合わせはたまの外食かこんな時でないと試せない。
すき焼きは醤油ベースだけど破綻なく味を引きたてあってくれた。


学習した

2017-01-13 08:51:48 | お酒
二日目は湯豆腐


昔は年末年始に実家に帰ると、思う存分食べては飲んで、新年をお祝いしたものだ。
朝から雑煮を腹いっぱい、昼食もおせちを腹いっぱい、夕食はお鍋で腹いっぱい。
ちょっと居眠りした後、夜更かししてツマミをバリバリ、ウイスキーをクピクピ。
幸せな時間だった。

が、ここ2年ほどこんな食べ方飲み方をすると3日目には胃がどかっと重くなり、ろくに食べられない状態に陥るようになった。
歳である。
食べられず飲めないのが一番つまらない。
2年も続けば同じことをしても、今年は大丈夫、なんてことはない。
目に見える事態にならないよう今回はちょっとづつセーブした。

難関はそれを一緒に楽しんできた妹が、例年のように飲めや食えやと勧めてきたら困るなあとの心配があったが、妹も同じように歳をとった実感をもっていて、ストレートでウイスキーを飲むのをやめたそうだ。
お互い歳だなあと嘆きあって、夜更かしもほどほどにしたお正月であった。



湯豆腐に合わせたお酒は日本酒。
広島は竹原の宝寿ひやおろし。
ラベルには8月製造の印が。
ちょっと時間が経ってるな。
瓶を覆う新聞は7月31日付けの中國新聞だった。
全国紙で無いところは蔵元の工夫か偶然か、地方を感じられてよろしいな。
当然まずは燗して飲んだ。



ひとはだで…
口に含むと、むむ?無味。
その後これはなんだろう、濾過していないからか、酒粕の香り?と甘みが浮き上がる。
中途半端な温め方だったかな。
お味もそんなどっちつかずな感じ。

上燗で…
キレが増し、まず酸味が立つ。
甘みは消えてしまうが、この燗の具合が一番口に合ったな。

ひやで…
まずほんのりと甘みを感じ、甘みに旨味が加わって厚みが増していく。
甘みは徐々に消え、やわらかな旨みが代わって舌に残る感じか。



今ひとつ何かが足りない、逆に余計な何かがある気がするのは、瓶詰めして時間が経ってるからだろうか。
保存状態が悪い?
買ったお店の選択を誤ったかな。
瓶詰め日もしっかり確かめよう。


年始の贅沢

2017-01-12 00:23:15 | お酒
大晦日に元旦と、年を挟んだ二日間はコンビニ弁当の侘しい食事だった。
変わってその後帰省した実家では、数日に渡り美味しいものを食べさせてもらった。
やっぱり手料理は良いですなあ。
素朴な味付けが口慣れず目新しい。
土産に買って帰ったお酒と味合わせてもらった。
2017年年始の贅沢は食事から。

一日目
メインはかにしゃぶ


つゆぽん


薬味


大根あらおろしといくら


さら盛りおせち


合わせたお酒はワインで甲州。
甲州らしくさっぱり、透明感のあるやわらかな甘み。
鍋物との相性バッチリだった。
和食に合う白である。
ただ魚介の卵系の料理には難しい。
おせち料理の定番カズノコを食べて、不用意に飲んでしまった。
うげげ、やっぱり合わないなこれは。
過去カズノコと合うワインを飲んだことがない。




2016年最後の旅先は

2017-01-10 22:48:26 |  神奈川県全市町村探訪
新年あけましておめでとうごさいます。
年末年始はなんとも穏やかなお天気でした。
抜けるような青空に微風。
陽光が暖かで日中は上着いらず。
初詣も寒さで震えることなくお詣りできたのでは。
今年は波乱のない穏やかな一年となる兆しだといいなあ。



さて、ちょっと遅くなったが新年初回の記事はすーこし昨年に戻り、大晦日のお話を。
初詣の人出が日本で3番目という川崎大師にお詣りしてきた。
川崎大師には行ってみたかったが、日本で3番目の人出に揉まれたくはなかったので、大晦日でも随分と早い時間、18時くらいだったか、に訪れ19時くらいには帰途についた。
2年参りの半分だけさせていただいて、どこかで見守って下さっていただろう弘法大師さまに、昨年一年健康に過ごせたお礼を申し上げた。



お詣りのアシは鉄道。
京急大師線を川崎大師駅で下車。
駅からは徒歩。
赤い厄除門の横を通り、表参道の文字が街灯に浮かぶ商店街を歩く。
テキ屋の屋台がたくさん並び、この後訪れる300万人の胃袋を満たそうと皆準備を進めていた。



表参道の街灯が途切れると、「川崎大師は右側」の矢印が現れる。
指示通りそちらへ曲がると、あれれ?その先の道はただの住宅街。
道を見失ったか、と思ったら、思わぬ方向に赤い仲見世の提灯が並んだゲートがあった。
ええ?、駅の方向へUターンしてるよ。
またまた土産物屋さんやなんかが並ぶ通りが表参道と並行して延びていた。
面白い街の造りだなあ。
こんなの初めて見たぞ。



ここの名物は、のど飴に達磨に破魔矢に甘酒、ってとこか。
仲見世はこれらのお土産屋さんがあかあかと店内を照らし、こちらも準備万端、参拝者が来るのをいまや遅しと待っている。
達磨を売ってるお店は大小の達磨がズラリと並んで、なかなか壮観である。
仲見世の通りは表参道程は長くなく、はたと気づけば川崎大師の大山門が目の前にそびえていた。
うわあ、でかいな。
その向こうに大本堂も見える。



境内はまだメインライトが点灯されておらず、お水屋や献香所など暗く闇に沈んでいた。
あと数時間もすればこの境内と仲見世が人で埋まるのか。
見てみたい気もするが想像するにとどめて置こう。
手と口を清めてお詣りした。
暗かったけど、人がいっぱいだったら絶対撮れない写真が撮れて大満足。



境内で目立つのはやはり八角五重塔。
塔の横にまた屋台が店を出していた。
そちらに歩いて行くとなんとその先は、屋台屋台屋台、広大な屋台村が出来上がっていた。
屋台の路地が縦横に巡らされ、路地を曲がっても曲がっても屋台が現れる。
こんな数の屋台を見たのは初めてだ。
仰天である。
改めて300万人が訪れるということがどんな意味を持つのか、そこにその答えがあった。



大山門前に戻るとメインライトが点灯されていた。
明るく照らし出された献香所。
何時くらいから混み出すのだろうか。
そろそろ退散しよう。
まだまだ人の少ない仲見世、表参道を戻り、川崎大師駅へと戻った。
駅近なのがお詣りしやすいですな。
そんなことも参拝者数が多い理由なのだろう。
なんか予想外なモノが見れて面白かったぞ。