よし坊のあっちこっち

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旅行記ー「四足で食えないのは机くらい」の話

2006年12月18日 | 旅行
後にも先にも、犬の肉を食べたのは韓国の一回のみで、その後は食したことは無い。その時も、最初は犬の肉だとは分からなかった、というより、知らされていなかったと言った方が良い。

お得意様の宋社長にソウル近郊のレストランに連れて行ってもらったときのこと。寒い季節で温いものを食べようと、出てきたのがチゲ。思いっきり食べた後、社長はおもむろに、「今日の肉はどうでしたか?」と聞いてきた。正直言ってチゲは好きだし、大変美味しかったので、その旨言うと、「実はあの肉、赤犬でした」。

所変わって、中国。ここでは、「四足で食えないものは机くらい」と言う世界。要するに四足で歩く動物は全部食べられると言う話。
訪問先は同じなので、通る道も又同じ。ある場所に必ず犬が居た。三回目の訪問の時、その場所に犬の姿が見えなかったので、「あの犬、居ないな。どうかしたんだろうか」。中国人が、事も無げに「胃袋に納まってしまいましたね」ときた。

美味い不味いは別にして、確かに四足で食べられないものは無いのだろうが、犬猫の類までくると、食べるのにはかなり勇気がいる。冒頭の韓国の話も、事前に言われていたら、恐らく、食が進まなかったと思うのだ。

アメリカでは、犬を「Man's Best Friend」等と言っているくらいだから、犬を食べると言おうものなら、最低に見られること間違いなしだろう。