よし坊のあっちこっち

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マロンケーキ

2007年01月21日 | アメリカ通信
海外生活は、即、海外食文化の戦いでもある。それにしても、いまだに、アメリカの食文化とは何かよく分からない。やはり、マクドナルドに代表されるハンバーガーであり、肉食なのであろう。どこへ行ってもステーキやバーベキューレストランがあり、しかも土日ともなると、駐車場は殆ど一杯である。それにしても、アングロサクソンの料理は味気ない。やはり、もって生まれた先天的なものかも知れない。

ケーキもその類だろう。兎に角甘い。甘すぎる。彼らには繊細という言葉は無い。唯唯大きくて味が極端なら満足する。だから大甘でないと満足しないのだ。ここのケーキは甘さを抑えてあり、日本人向きだ、という店のケーキも、食べてみると未だ甘過ぎる。甘くないとアメリカ人が買ってくれないから甘くするしかない。

こういう不自由な環境だからこそ、ワイフもその気になってくれるのだ。女性のお菓子類の胃袋は別腹らしく、美味しいお菓子ケーキには目が無い。そこで、こんな不味いケーキを買うくらいなら、作った方がはるかにマシだと、一念発起、ワイフが腕を振るうことになる。日本にいたら、まず作ることはない無い。

材料の関係からか、さほどレパートリーを広げてはないが、ショートケーキ、チーズケーキ、なんとかケーキ(名前が覚えられない)と楽しませてくれる。よし坊は太りすぎを心配し、昔からケーキお菓子の類は控えめにしてきたが、今では必ずワイフのデザートは食べるようになってしまった。

最近好んで食べるのが、写真のマロンケーキだ。これは相当美味しい。これは、栗が出回る期間しか作れないのが残念だ。そろそろ一月も終わるので、栗もひねてくるので、しばしのお別れとなりそうである。

もし、日本へ帰ったらどうなるか。日頃から、「あんな美味しいものがデパチカで売っているのに、なんでわざわざ作らなアカンの」と言っているくらいだから、もうしばし、この国に留まって、手作りを味わおう。