よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

日本短訪 (3)日本で暮らせるか

2016年11月11日 | いろいろ
たまに帰る日本、その短期滞在で思うのは、こんな生活費が高いところで、日本人はよく生活できてるな、と感心する。帰りの機中で、ワイフとこんな会話をした。我々日本に帰って生活出来るやろか?

兎に角日本に帰った途端、エンゲル係数は急上昇して、分かっていながら驚くのである。そしてバカにならないのが交通費。兎に角お札がどんどん飛んでいく。

昔、アメリカ人が日本に来て、物価の高さ、生活費の高さに仰天し、日本人はさぞかし金持ちだろうと錯覚した話をよく聞いていたが、たかだか20年日本を離れている我々でも、今はアメリカ人の心境に近い。そのギャップの大きさに、きっと外国人も戸惑うのだろう。

アメリカで暮らしていると、移動はすべて車だから、確かに注意していないと足腰が弱るのは理解出来る。その意味では、今回歩いたこと、歩いたこと。一日間違いなく一万歩以上は歩いている。世界標準で日本人の肥満が少ないのは、歩くせいであろう。

しかし、若いうちはそれでよいが、歳を取るとそうもいかぬ。毎日歩きながら、歩けなくなったらアメリカの車生活のほうがよさそうだな、とワイフに話を向けると、ワイフも否定はしない。我々もそんな生活にすっかり慣れてしまったわけだ。

物価の問題、移動の問題を考えると、果たして年金生活者が日本で生活出来るだろうか、とふと思ってしまう。だから、いろいろ問題はあろうが、多くの年金生活者はよくやっているな、と感心するばかりである。

アメリカからみて、日本の唯一いいところは、医療費だろう。これは絶対安い。日本人はこの点だけは絶大な恩恵を受けていると自慢してよいのではないか。だから、我々が日本へ帰るきっかけになるのは、恐らく病気だろう。そうなったら躊躇なく帰ると決めている。

良くも悪くもアメリカ暮らし。いつまでここに居るのやら。