よし坊のあっちこっち

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日本短訪2017 (3) 同じ釜の飯

2017年10月08日 | いろいろ
「同じ釜の飯を食う」。働く日本人にはぴったりの言葉だろう。これを英語に訳し、Live under the same roofなどと言ったところでピンと来ない。今でもいささか問題視される日本社会の働く環境だからこそ、「同じ釜の飯を食う」独特の響きと意味があるように思える。

今から3年ばかし前。そのうち日本へ行った折、昔の仕事仲間と一杯やりたいと思ったが、さて、連絡する電話も分からない。日本人は仕事で転居する以外は基本的に動かないからと思い、かつて職場で「3人会」を作っていた一人を探してみようと思い立った。「3人会」については別の機会に述べたいが、まずインターネットで当時聞いていた豊中市の電話帳を検索してみた。まさかと思ったが、2010年版の電話帳の詳細が出るではないか。個人情報ダダ漏れでいいのか、と思うが、お陰で仲間の名前も見つかって、ダダ漏れに感謝であった。

今回日本へ行くにあたり、早速電話してみたら、大正解、本人健在であった。彼を通じて、当時の「3人会」程度を期待していたのだが、よし坊の予定に合わせて都合5人が集まってくれた。聞けば年2回職場のOB会を催してる由。大慶の至りである。

上は81歳になるかつての上司を含め、大いに昔話に花が咲いた。かつての仲間の消息を聞いたが、鬼籍に入ったのは一人で、あとは皆健在であったのは何よりである。

既に大学OBや高校クラス会には顔を出しているが、仕事仲間で以前会ったのは、アメリカ駐在中に日本へ行った時だから、約20年前になるだろうか。

もうひとつ、今回嬉しかったことがある。会社の大先輩にして、人生の生き方を傍らで見させていただいた、いわば恩師のような存在のKさんの消息だ。消息を聞いたら、まだ90歳で健在だとのこと。しかも、よし坊がアメリカへ行った後の消息を気に掛け、探していたと言うではないか。聞いた電話番号で早速翌日電話をしたら、懐かしい声が向こうから聞こえてきた。次回日本へ行った折には是非広島まで足を運びたいものだ。この大先輩のこともいずれ書いてみたい。

「同じ釜の飯」。良い響きだ。