よし坊のあっちこっち

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アメリカの日本食・外食事情

2018年12月14日 | アメリカ通信
海外に住んでいると、日本食が世界遺産に指定されるのもよく分かる。日本人の「肥えた舌」が作り出す食べ物の豊富なバラエティは、食材と調理方法が掛け算となって、とてつもない広がりを見せる。

海外の食べ物もひとたび日本へ入ると、当然日本人の舌に合った味になるのだが、その変化に伴い、味のグレードアップを実現しているところに凄さがある。

食文化の貧弱なアメリカで暮らしていると、滅多に日本食の外食はしなくなる。もちろん、NYやロスのような、日本人が多く、従って日本人がやっている日本食なら問題はないが、それ以外の地方となると最早お手上げである。約20年前、健康ブームに乗った寿司が大当たりし、至る所にじジャパレスが出来たのはよいのだが、最初は日本人がやっていた店もどんどん韓ちゃん、中ちゃんが買い取ったり新規出店したりで、段々おかしくなり始めた。今ではアメリカ人オーナーでも出店している有様である。

日本人以外の店の味は、残念ながら一度行ったら二度と行かないレベルである。ところが、そんな日本食が本物だと思って食べているアメリカ人だから、結構店は繁盛して立派にビジネスになっているのだ。逆に日本人的こだわりで店をやると、日本人しか来なくなるから採算割れとなり、早晩店を韓ちゃんか中ちゃんに売らなければならなくなる。難しいところだ。

この前イエローストーンへ行った帰りのコロラドでスエヒロというジャパレスに入った。店の名前の付け方からして、ひょっとして日本人がやってるのかな?と期待していったが、オールアメリカンであった。何を食べようか思案しながら、これなら外れは無いかも、とワイフが注文したウドン、小さめに切ったステーキ肉(だから厚い)、ブロッコリ、ズッキーニ等々、およそ日本のウドンではなかった。ここだけなのかと思って、先日ウェッブサイトでアトランタにあるジャパレス(もちろんオーナーは非日本人)のメニューを見て納得した。ウドンの内容はコロラドの店と同じであった。アメリカでウドンとは、そういうものなのである。

大昔の事だが、バケーションでDCへ行く途中、バージニアで日本食に行った。よし坊は無難と思い、焼きそばを頼んだのだが、出てきてびっくり。何と麺が和蕎麦の麺なのである。オーマイゴッドとなった。

何はともあれ、日本食は家で食べるのが一番だ。好きなラーメン。スタミナ味噌ラーメンとタンメンはワイフの腕よろしく、月1~2回美味しく頂いている。デザートに至っては、大福、水ようかん、ケーキ類がワイフの十八番となっているので不自由ない。冬場の今は栗が出回るからマロンケーキとなる。これが実に美味い。日本に居たら絶対作っていないだろうケーキ類、「必要は発明の母」ではないが、無ければ作る、これで解決である。もっとも、作るのは専らワイフだから、あんたは食べるだけでええな、と文句を言われながら食べているのだが。今日は何がでてくるやら。楽しみである、、、。