よし坊のあっちこっち

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サマータイムが始まった - アメリカの愚行

2019年03月10日 | アメリカ通信
Daylight Saving Time 通称サマータイムが始まった。およそ100年前、第一次世界大戦勃発を機に、エネルギー節約と称して始まった、当時は効果的であったかもしれないこの制度、今の時代では愚行としか言いようがない。それにしても、ヨーロッパから始まったこの制度、世界を見渡すとかなりの国が採用しているのにはいささか驚くのだが。

天地がひっくり返る程の出来事でもない限り、一端定まった制度と言うのは中々変えられないのが常である。このおかしな制度から決別しようとする動きは以前からあったらしいが、ここにきて、カリフォルニアを筆頭にいくつかの州が廃止の方向に具体的に動き出し、廃止検討中の州も含めるとその数は10州ほどになる。何よりカリフォルニアという、アメリカの中でもインパクトの強い州がその動きを加速化させているから心強い。因みにハワイとアリゾナは1960年代に早くも制度を廃止している。

この制度があるからといって、”ものすごく不都合”な事が日常生活にあるわけではない。その時になったら時間を一時間ずらせばいいだけだ。しかし、これが鬱陶しいのは間違いない。何もやる必要のないものをやることはないのである。それに些細なことでの間違いだって起こる。無駄なのである。だから愚行と言わざるを得ない。