よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

始まるか! エアラインへの逆襲

2015年08月07日 | アメリカ通信
9・11とリーマンショックと言う大きな出来事で急激な旅行客減に見舞われた航空業界は経営難を回避すべく大型合併を行い、原油高騰を契機に燃料費代の値上げに加え、その後様々な必要経費をチケット代に転嫁してきた。そして、気が付いてみれば、航空各社とも大いに儲かっているのである。消費者の実感としては、チケット代はかつての倍に膨れ上がっている。

様々な項目でお金を取ることになっている最大項目は燃料費らしく、これがチケット代の3分の1にあたるから、確かに大きい。しかし、もっと小さい額でいろいろな名目で組み入れられているようで、その代表格が預け入れ荷物の有料化らしい。追加一個につき、20ドルとか30ドル取る。これが結構いい収入源になってると聞く。

今、世間の不満がたまり始めており、政治家はこういう時機を逃さない。エアラインに対し、逆襲が始まったのである。

まずは、燃料費に噛みついた。至極当然の第一弾だろう。最近の原油下落で燃料費名目が是正されないのは、誰が見てもオカシイと思っている。航空会社が反論出来る余地は殆どあるまい。

預け入れ荷物の問題は悩ましい。旅行者の原則は預け入れ一個、機内持ち込み一個であろう。だから、規定重量超過や、追加預け入れ荷物にはFeeを取るのは理解出来るし、現行金額も妥当のような気がする。あまり安いと歯止めにならないからだ。しかし、このFeeについても政治家が噛みついているから、どうなるか、興味深々である。

面白い動きは機内持ち込み荷物のサイズ変更だ。基準サイズを現行より小さくするらしい。背景は、On Timeの出発が飛行機会社の成績のひとつになっているようだが、このために出発直前まで座席上部のコンパートメントに荷物を収納するのに右往左往し、大きな負担になっているという。

数々ある項目のひとつにAgricultural Feeと言うのがあった。農業関連費用とは何ぞや、と思ったら、食品検査に掛かる費用らしい。

来年は夫婦揃って日本に一時帰国するので、値段が昔並みに戻ることを大いに期待したい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。