お正月の楽しみの一つは年賀状をよむことだ。
よく言われることだが、新年の挨拶は、電子メール、などが、より簡単、便利、とういことのようだが、仕事の連絡ではないのだから、ハガキでいただくのがうれしい。普段、会っている人でも、年が改まったので、改まって、挨拶する。殆ど会わない人、おそらく、これからも会うことがないような人でも、年に一度、賀状の上であうことができるのは嬉しいことだ。
だが、年賀状は、書くのも、発送するのも大変なことだ。以前は、やらなければならないこと、と覚悟して、ワープロで書いていた。・・・昔、僕の親達は、一通一通、毛筆で書いていた。その大変な様子を思い出す。いただく賀状も手書きの毛筆であった。そして、楽しそうに読んでいた。書いてだしたのが報われているような様子に見えた。
今、僕は手書きにしている。随分前、僕の尊敬する会社の上司が、大切な挨拶状は、仕事のことでも、手書きでだすようにと教えられた。それを思い出して、この数年は、手書きの賀状を出している。賀状を書くことが、大変なことではなく、楽しみなことにしようと絵を描きそえることにしている。もちろん、一枚一枚は、書けないので、原版を作り、コピーしている。
さて、「僕らの日記絵」の今年の最初の絵は、自分の年賀状です。ことしもよろしくお願いします
2019年1月9日 岩下賢治