畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

世界で最初に飢えるのは・・・

2023-03-12 04:46:10 | 本の紹介

 新聞の下部にあった宣伝に興味を持ち、その本を取り寄せた。

センセーショナルな題名ですが「世界で最初に飢えるのは日本」という題名の本。

 

 筆者は東大農学部で学び、農水省勤務の後、東大大学院で教授をされている。

お名前は鈴木宣弘さんで、その後10日に発売された文藝春秋の特集でも中心となって発言されている。

 

 話題作り、ベストセラー狙いなのでは決してありません。

スベルベが今まで感じていたことがまとめられ、世界における日本の位置づけがよくわかる。

 

 コロナ禍に端を発し、ロシアのウクライナ侵略が拍車をかけている。

こんな緊急事態になって、果たして我が国日本は耐えられるのだろうか。

 

 ご存じでしょうが、我が国の食料自給率は37%。別の見方では10%とも言われる。

G7の諸外国と比べても、こんな食料的に貧しい国家はありませんね。絶望的です。

 政府、政治家がどうして対策をうたず、国会で取り上げられないかもよくわかります。

我が国の皆さんも、テレビのグルメ番組や、大食い番組を見て笑っている場合じゃありませんよ。

 我が家の食事を点検してみよう。我が家の食糧事情、食料自給率はどうだろう。

食卓に乗る食材は、結構自家産が多い。食の安全面でも安心できるし、これからも粉骨砕身頑張ろう。

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やはり角栄さんは凄かった

2023-02-12 04:54:58 | 本の紹介

 冬で時間があり、次々と本を取り寄せています。

魅力を感じ、読みたいと思った本はすぐに買う。角さんと同じに素早い決断力(笑)。

 

 コロナ禍や政治禍?でなんだか本当に先の見えない時代。

毀誉褒貶色々山ほどあった、政治家の田中角栄は本当に面白い人物だった。

 

 人を一発で引き寄せる、気持ちをわしづかみにする話の仕方に長けていた。

若くして、大蔵大臣になり先ず言ったことは自分の学歴、高等小学校卒を言った。

 その後、君たちは東大を出て頭は良いだろうが、社会の荒波は私の方が多く潜っている。

君たちの話はいつでも聞く。大臣室のドアはいつでも開けておくからいつでも来い。

 

 この言葉はスベルベの父も良く使った。角さんも言ったが本当にそうだとつくづく思う。

世の中、社会は色々な人の仕事で成り立っている。それぞれの仕事に価値がある。でしょうか。

 信じられないようなエピソードが数々残っているが、忘れられないのがライバルとの関係。

旧新潟三区で議席を争った三宅正一と言う社会党の政治家がいた。最後はその三宅は落選してしまった。

 すると、角栄さんは秘書に命じて毎月、お金を振り込む。しかも誰から振り込むかは絶対に内緒で。

何故かと言うと、三宅正一さんは選挙で落選したら生活に困るような清貧を貫いていたからです。

 三宅正一さんは死ぬまで、誰からお金が振り込まれるのか知らないままに亡くなったらしい。

他にも野坂昭如が金権体質を批判して、対立候補として立候補した際に、こっそりと防寒着を差し入れたとか、

信じられない良ようなエピソードを残しています。失脚したロッキード事件もアメリカの謀略だったとも言われています。

いずれにせよ、稀代の政治家は色々なエピソードを残していて、懐かしい存在です。

 (追)思い出しました。角さんは官僚の人事には、彼らも役人のプライドがあるからと、

絶対に口出ししなかったとか。反対に官邸人事などと言う言葉も生み出した、安倍以降は、

金権体質では無くて「陰険体質」ですね。さて、どちらが良いのかなぁー。

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世襲!

2023-02-10 04:11:48 | 本の紹介

 新聞や週刊誌の書評欄を見て欲しくなる本がある。

そこで、例のサイトをクリックすると、翌日には配送される便利さ。今回は「世襲」です。

 

 政治、企業、歌舞伎の世界のそれぞれ世襲についてまとめてある。

スベルベが清海のある世襲は、そりゃ政治ですよ。最近は目に余りますもん。

 

 世襲が目立つ三業界って言うけれど、歌舞伎の世襲はそれほどの害は無い。

企業も歌舞伎も世襲が上手くいかなかったら、企業だったら倒産、歌舞伎は人気を失うだけ。

大企業の倒産だったら、社会的にも大きな被害を及ぼすことにもなりかねないが。

 

 結構ボリュームのある本で、やはり政治に力を入れていますね。

 

 政治家の世襲も、子供の世襲から孫の世襲へと変わってきている。

 

 政治家の世襲が批判されるのは、国会議員は最高の公職であることとする。

「能力のない者が、親の地盤を継いで議員となり、当選を重ねて大臣になる。」

 これは国を亡ぼすことにさえなりかねない。今の日本の経済、外交が衰退しているとしたら。

これは、21世紀になり特に世襲政治家が増えたことに原因はあるのではなかろうか。

 一世議員にも怪しい政治家が、跳梁跋扈はしているが、無能力な二世議員と比較してどうなのだろう。

今の政情から見て、解散総選挙は避けられないでしょう。我が新潟も議員減が割り当てられる。

 新しい選挙区割りになり、なじみの薄い地域が新たな選挙区になる。

立候補を噂、いや予定している顔ぶれを見ると、世襲は少ないが、なんだか怪しいやつらばかりで期待は薄い。

投票さえしたくない候補ばかりでは、困った選挙区の困った候補たちです。

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珍々亭物語

2023-01-18 04:40:55 | 本の紹介

 夫婦共通の女性友達が断捨離の一環で本を捨てようとしたけれど、こんな本読みます?

と、持参してくださったのが、この変わった本。珍本、奇本と読んでも良いような内容でした。

 表紙写真の店主は、ずいぶん前に亡くなられたけれど、数々のエピソードを残しました。

奇人と呼んでも良いほどの頑固一徹の店主で、関係したお客、材料の供給者などが書いた文章が載せられている。

 

 表紙の次には、匂い立つようなメニューの写真が載っている。

 

 スベルベも若いころに、一、二度立ち寄って食べた記憶がある。

 

 何人も入れないような小さくて変わった店構えだった。

 

 多くの皆さんに愛された珍々亭だけれど、店主は長命とは言いかねる人生を閉じられた。

凄いエピソードと言えば、酔って立ち寄り「大至急三人分」と言ったら、何時まで経っても出てこない。

 語気を強めて催促すると、なんと厨房からザルが飛んできたという。

大急ぎで作るほどの手抜きの仕事はしない。そんな彼のプライドが傷ついたらしい。

 彼の弟さんとは、直接一緒にはならなかったけれど、同じ仕事でよく知っていた。

この店は災害防止の河川改修によって、柳原通りと言う町が無くなり移転したがそれも無くなった。

 今は、離れた場所に店構えも大きくして、珍々亭で働いていたという人が出店。

店名も「ちんちん亭」としているが、評判を聞く限りあの頃の味はしないという話が多いのです。

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