山の畑でさつま芋を掘っているとマックスの姿が見えない「アレッ?マックスは?」とスベルべママに聞く。
「分からない、そのへんにいるんじゃ。ない」でも、万一を考えて山道に向かうと下でマックスの吠える声が聞こえる。
大急ぎで山道を駆け下ると、山道の中ほどで藪に頭を突っ込み鳴いていた。
そこまで降りたけれども、藪で身動きが取れなくなったらしい。
山道を抱いて昇るのも大変だから、先を歩かせる。
子供を急かせるように追うが中々早くは歩けません。
ときおり、道とは違った藪に向かって見たり・・・・。
それでも、懸命に歩きます。
ときおり、足を止めるけれども、お尻を叩いて歩きを促す。
よろよろとして、斜面を落ちそうになったりするから大変です。
ほら、頑張れマックス。
頂上まではもう少しです。
何時もだけれども、目を一瞬離した隙に消えてしまうマックス。
悪いと思っている事をやる時は、特にそんな風に感じます。
(続く)