畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

一人で小雨に芋を掘る

2015-09-30 04:50:03 | 野菜

 先日小雨模様の中、一人で山の畑に行きさつま芋掘りをしました。
スベルべママは臨時のパートに出勤し留守だったからです。



 切ったさつま芋の蔓と、剥ぎ取った透明マルチはまだそのまま。
蔓はすこし乾燥してからまとめます。マルチは1メートルの長さに切ると「ゴミ」として捨てられます。



 これは「紅ハルカ」ですね。
昨年から本格的に栽培本数を増やしていますが、ホクホクとしたさつま芋らしいさつま芋。



 古くから知られた品種「鳴門金時」です。
ホックリ感よりもネットリ感が勝る皆様ご存知の名品種ですかね。



 「安納芋」です。
やはりネームバリューと言おうか、この「安納芋」の甘さは知られてきましたね。

 屋久島に行った際に試食のために買った「安納芋」はコロリと丸い物が多かった。
でも、土の性質によるものなのか、我が家の物は丸い物の割合は三分の一程度。

 甘さに変わりは無いけれども、丸い物の方が「安納芋」らしいのかな。
これは、掘るのがすこし難しい。細く長い根の先端、株元から随分離れたところに有ったりするから。

 反対に掘り易いのは株元にまとまり、ごっそりと抜ける「鳴門金時」。
だから、この「鳴門金時」を芋掘り初級編、「安納芋」を上級編なんて冗談を言っています。

 小雨程度の天候だったら、マルチのお陰で土は濡れていず、掘ることが可能。
一人で半日掘った結果は、コンテナに5個くらいだったかな。
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クレソンが凄い事になった

2015-09-29 05:41:52 | 野菜

 気温水温の低下とともに、クレソンの生育が凄い事になって来た。
クレソンを植えた、転作田が一面クレソンの緑色で覆われるほどの状況です。



 この辺りはまだ水面に余裕が見えるけれど、間も無くここも緑一色になりそう。
クレソンの栽培を夢見て何年経っただろうか、ついに夢がかなった気持ちでも有る。



 春先に義兄が水が良く回るように水路を作ってくれた。
その水路さえ、旺盛なクレソンの生命力、繁殖力に隠れて来ている。



 間も無く終えるであろう稲刈りまで、緑と黄金色の対比も美しい。



 これは、「農天市場」の営業日に店番をスベルべママに任せて一人で収穫に行った際の事。
たちまち、こんな量を摘み取る。そう、4キロくらいは有るのかな。

 二か所のスーパーにも出荷をし、最初は売れ残りが多かった。
でも、最近はスベルべの宣伝文も良かったのか、認知度が上がったらしく完売が続いている。

 スーパーの青果担当の社員が出品中に「凄く売れますよ、二袋以上買うお客さんもいますから」
なんて、嬉しい言葉を耳元で囁いてくれた。

 売れ行きも嬉しいけれども、「クレソン」の認知度が向上し皆さんが食べて下さる事も嬉しい。
ビタミンCを初めに色々な栄養素が含まれていると言う『スーパーベジタブルクレソン万歳!』
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感動『奥会津』の手技!

2015-09-28 04:37:46 | 暮らし

 土曜日の「農天市場」にお客さんが重なったタイミング。
夫婦とお見受けする、お二人がお見えになり、静かに野菜を見ておられた。

 他のお客さんが去っても、お二人はゆっくりしておられる。
ふと、女性のバッグに目が行き驚いた。素晴らしい工芸品では有りませんか。



 お願いして見させていただくと「冬の間に私が作ったのよ」と言われる。
ふたの部分は、柿渋で染めた丈夫な布製です。

 おっとー、下に「石焼き芋1キロ600円」なんてスベルべ手書きの品書きが(笑)。



 感嘆の声をスベルべ夫婦に、奥様は「あんたのバッグも見せてよ」と旦那様に。
はにかむ様子を見せながら、自動車に戻って持ってきて下さったバッグと札入れです。



 網代編みと呼ばれる手法で見事に作り上げられています。
上の口に当たる部分まで、一切の手抜きなしのすばらしい作品です。



 見事なこの札入れは、スベルべママの友人二人がお揃いで持っていたとか。
「二人が1万円だと言ったような」「いやー、とてもその値段では手に入らないな」。

スベルべママの勘違いのようです。そうですよね、そんなに簡単に手に入る価値の物じゃないですよね。



 そして、奥様が身に付けていらっしゃった、このブローチも素晴らしい。
家じゃね、こういう小物は旦那が作り、大きなバッグは私が作るって世間と反対なのよ」。



 感心して見させていただいていると、もう一つバッグから取り出して見せて下さる。
いやー、中に配したガラスのとんぼ玉が宝石に見えますね!



 すると、突然奥様がバッグから取り出したブローチをスベルべママに下さると言う。
遠慮しつつも、有難く頂いてしまいましたよ。お礼はさつま芋で済ませて頂きましたが(笑)。

 さて、皆様、これらの素晴らしい工芸品の材料は何だとお思いでしたか?
これは「山ブドウ」の蔓の皮なんですよ!

 お話を伺うとこの材料「山ブドウの蔓の皮」は年間のある時期の1週間から10日間ほどの間しか採れないと言う。
このタイミングで採った物以外は細工には出来なくなってしまうのだそうです。

 「家の爺さんが作った『スカリ』と言う背負い道具は100年は経っていて今も使える」
なんて、さりげなくお話されます。

 飾って置くのでは無くて、実用品として使いこむと色が黒く変色し見事な変化を見せるのだとか。
陶磁器も然りですが、芸術作品としてでは無い、実用品日用雑貨としての素晴らしい価値ですね。

 何でもご夫妻は『奥会津』の柳津町から小出で開かれた「クラフト展」に来られたのだとか。
そして、偶然に通りかかった「農天市場」が気になりお立ち寄りになったのだったとか。

 『柳宗悦』を持ち出すまでも無く、我が日本人は美の意識が高く日用品にもそれを求めたのですね。
もっと、もっとこんな作品を生み出す、工芸家、職人を大切にしなくてはならない。
そんな気持ちを強く持たせて頂いた、工芸品でもあり、スベルべ夫婦にも素晴らしい土曜日でした。
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アケビの皮を食べます

2015-09-27 04:34:14 | 食べ物

 昨日の「アケビ」を採った話の続きになります。
「アケビ」が熟す時期を待っていたのは、この「アケビの肉詰め」が作りたい事も有った。

 先ずはタマネギとニンジンと、エノキ茸を刻んで炒めます。
ひき肉を入れ、味噌で味を調えて炒め続け、出来たらスプーンで「アケビ」に詰めます。



 詰め終えたら、アケビの口が開かないように木綿糸で縛る。
なーに、木綿糸なんて焼き上がるころには焼けて切れてしまいますよ。



 フライパンに少量の油を引いてアケビを並べて焼きます。
すこし焼き色が付いてきたら、蓋をして蒸し焼きにします。



 うん、こんな感じかなー。
もう一度蓋をしてじっくり焼きましょう。



 出来たー!
ほら、皮がねスベルべこと透明感を帯びて来ていますよ。



 もうたまらずに「芋焼酎」をグピリ。
いえ、もう良い匂いをつまみにしてですよ(笑)。



 すこし行儀の悪い食べ方でしたね。
もう、味付けもバッチリ。「アレッ聡明な男は味付けが上手いだっけ?」とはスベルべママの弁(大笑)。

この料理?食べ方の発祥地山形では「アケビの中身は熊の食いもんでー人間は皮だー」なんて言うとか。
うーん、スベルべトーちゃんは熊と人間の間に位置する存在かな(笑)。
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アケビと栗と

2015-09-26 04:37:42 | 山菜

 昨日は一日雨模様。
それでも山の畑に一人で行き、帰りに藪を覗き『アケビ』を採って来た。



 一つ見つかると、次々と見つかりレジ袋一つに一杯。
中にはこんな6つも一緒に付いた房も。6人兄弟と言ったところかな。



 これは4つかな。
昔は元気良く、山を駆け巡る子供達が競って採った物だったけれども今はいませんね。



 ご存知のように熟すと真ん中が割れて中身が見えるようになる。
怪しく、食欲を誘う形と色ですね。



 ついでに栗も拾う。
これもたちまちレジ袋半分ほどを満たす量になったのでした。

 さて、これは午前中の事。午後一にはスーパーにさつま芋の出荷を兼ねて買い物。
『アケビ』のある料理、食べ方を思い出しひき肉を買い求めました。
さて、夕食が楽しみになってきましたよー。
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