畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載126「水泳部(金槌がチャンピオンになった)」(その2終わり)

2017-09-30 05:01:37 | 暮らし

  (2番手が郡大会で、準優勝の娘の泳ぎです)

    水泳部(金槌がチャンピオンになった)(その2終わり)

 親バカは、食事の管理も考え始めた。

まず、トレーニング中は動物性たんぱく質、肉類などを多く摂らせて体力の育成に努める。

そして、大会前何日かは野菜を多く取り入れて持久力の要請に努める。


 こんな親バカの考えも功を奏したのだったろうか。

夏休みに入り、堀之内町の学校対抗水泳大会が開かれたがその大会でなんと、

娘は町の大会の新記録を作って優勝したのだった。


 夏休みの最後だったか、夏休み明けだったか郡大会が開かれた。

そうなると親も欲が出てくる。一家揃って大会の応援に出かけた。でも、やはり優勝は無理だった。

他の小学校にはスイミングクラブで年間を通じて、鍛えている児童さえいたのでしたから。

結果は準優勝でした。娘の資質、親の熱中もともかく、指導された担任の熱意と指導方法が、

その結果のすべてに結実したように思えた。


 その後、6年生の時の学年行事には私の提案で登山が取り入れられ、

親子そろって「平標山」の登山にも挑戦し、良い思い出を共有することにさえつながる。

とにかく、新卒新任の先生であったが、教育に情熱と実行力を発揮していました。


 その後間も無く転任されたが、何校かに勤務され柏崎市の教育主事として勤められた後の勤務先は、

なんと今の文科省。当時の「文部省」だったのです。


 先の中越地震の際には、転任後十数年を数えるというのに、担任した子供たちの消息確認に来てくださいました。

不幸にして私しか在宅せず、帰宅した娘は会えなかったことを悲しみました。


 今は文科省、初等中等教育局視学官と言う職名で「アクティブ・ラーニング」と言う、

新しい教育指針策定に携わられています。うーん、やはりただの先生ではなかったなー。

その素晴らしい先生のお名前は「田村先生」ですが、覚えている方は少ないかな。

                  (終わり)

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下の畑も秋姿(その1)

2017-09-30 04:56:25 | 野菜

 山の畑主体のアップが続いていましたが、下の畑も秋真っ盛り。

これは奈良の「sakko」さんから種イモを頂いた、「トウの芋」ですが、こんなに大きく育ちました。

  里芋も、「トウの芋」そして「タケノコ芋」も今年は思い切って作る畑を変えました。

場所を変えたのは大正解。連作障害が無くなるとともに、7月18日の水害の難も逃れましたから。

 

  6年前の水害で堆積した土を、頼んでダンプカーで運搬して客土。

砂交じりの土で、里芋系の栽培には適していたようですね。

 

 そして、今年はマルチ栽培にも本格的に挑戦。大きな穴を深く開けその底に植え付けました。

2回だったかな、追肥とともにその深い穴に徐々に土を入れて今の姿に。恐ろしく太く成長しています。

 

  畑の作物では無いけれど、国道に近い部分に「湯之谷の姉」から貰った「斑入りのススキ」を植えてある。

穂が出そろって、秋の風情。葉も枯れ気味だけれども「斑」ははっきりとしています。

 目ざといお客さんの目に留まり、せがまれることも何回もありました。

先日アップのコスモスとともに、どうぞお切りくださいとハサミをお貸しし、もちろん無料で進呈しています。

          (続く)

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連載126「水泳部(金槌がチャンピオンになった)」(その1)

2017-09-29 04:19:06 | 暮らし

      水泳部(金槌がチャンピオンになった)(その1)

 

 娘は小学校4年まで泳ぎができなかった。

いわゆる「金槌」である。これは父親である私の遺伝子が原因だったのかも知れない。


 娘が5年生になっときの事である。学校から帰ってきて「水泳部に入る」なんて言い出した。

親は驚いた。4年生までは泳ぎが不得手、泳げない子供たちが集まる「皆泳教室」の常連。

いつまでも泳げない娘の姿に心配を持ち続けていたのでしたから。


 「泳げないのに水泳部に入るなんて良いのか」と聞くと「だって、5年生は全員が入る」と言う。

母校の小規模校「宇賀地小学校」の良いところでもある。

夏は全員が水泳部。そして冬は全員がスキー部だということを親は知らなかったのでした。


 そして、いよいよ水泳部としての練習が始まった。小学校のプールなんて25メートルの規模の小さい、

そして低学年のことも考えて深さもさほどない。

見学に行って驚いた。なんと泳げなかった娘がみんなの間に入って泳いでいるではないか。

クロール、バタフライ、背泳、平泳ぎとそれぞれの泳法を器用にこなす子供たちがトレーンと呼ぶ、

一列になってプールの外周を回る姿には感動さえ覚えた。


 娘の資質を見抜いた先生は、平泳ぎ「ブレスト」の選手として娘を鍛えた。

一度練習を見に行っただけでそれからは一度も行かなかったが、

娘はめきめきと上達している様子が話しの端からうかがえた。


                    (続く)

 

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秋の味覚の「アケビ釜」

2017-09-29 04:18:29 | 食べ物

 

 さつま芋を掘って帰る途中、道端に軽トラを停めて何かを採っている男性の姿。

あ、これはアケビ採りだな、もうそんな季節かと思い、別のポイントで軽トラを停め何個かのアケビを発見。

 

 「アケビの中身は熊の食い物で、人間の食い物は皮だ~」と山形の一部の人は言うと聞く。

その言葉に惹かれた訳でも無いけれど、スベルべも皮を食べようと支度を始める。まずは人参炒めて。

 

 次いで、玉ネギ、ナスとみじん切りにして、ひき肉を入れて炒める。

味付けには味噌を使ったけれども、スベルべママの助言で、「神楽南蛮味噌」も少量加える。

 

  炒め終えた肉味噌を、中身、すなわち熊の食べ物を取り去ったアケビに詰める。

ワクワクしてくる瞬間もありますね。料理って作るその過程も楽しみの一つですよね。

 

 炒める際に、アケビの口が開き、中身の肉味噌がこぼれないように木綿糸で縛ります。

爪楊枝で止める方法もあると聞くけれど、この方が万遍無く焼くには適していますよ。

 

 油を敷いたフライパンで、ステーキよろしく裏表両面を焼いたのち、蓋をして蒸し焼きに。

 ジージー、ジュージューと焼ける音も楽しい瞬間です。

 

  ハイ、出来上がりー。と言いたいところだけれど、嬉しくて写真も撮らずにパクり。

実はこれは翌日に撮った写真なんですよ。一度に5個も食べられませんからね(笑)。

 

  で、焼きあがって食べ始めてから撮ったのがこの一枚。

1個を食べ終えてからのシーンですから、皿が汚れてしまっています。

 秋の実りを楽しむ熊では無いけれど、やはり実りの秋は嬉しい。

この名前を「アケビ釜」って教えてくれたのは「ミケ」さんだったかな、ありがとうね。

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コスモスが秋を知らせる

2017-09-28 12:47:09 | 暮らし

 

 農天市場の周りのコスモスがいつのまにか花盛りに。

秋桜とも表記されることもあるコスモスは、秋を知らせてくれる花でもあります。

 

  一部はスベルべママが植え直したけれど、ほとんどは実生、自然に生えて来たもの。

もっと種類が有ったように思うけれど、淘汰が進んだのか、、交配したのか種類は少なくなったようです。

 

  農天市場のお客さんの中にもコスモスが大好きという方が多い。

「売ってもらえない?」と請われる事も多いけれど、「どうぞご自由に」と、ハサミをお貸しします。

 

 白いコスモスも純潔の証明のように美しい。

いえ、色々な色が揃ってこそのコスモスの値打ちかな。

 

 最も多いのが、このピンク色の花。

何に種が着いて行ったのか、山の畑の通路脇にも咲いていて、軽トラの通行には邪魔になっているけれど・・・・・。

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